内容説明
素晴らしい作品を生む人間が必ずしも素晴らしい人間とは限らないし、またそうある必要もない。
読んだらもっと好きになる、文豪たちのかわいくて、おかしくて、“どうかしてる”エピソードを、一挙ご紹介します。
【エピソード例】
・太宰治は、借金のかたに友人を人質に取られた経験をもとに『走れメロス』を書いたが、実際は全然走っていないどころか、友人を見捨てた。
・夏目漱石は、米が稲になることを知らなかった。
・谷崎潤一郎、佐藤春夫に奥さんを譲渡するも、「やっぱり返して」と言い出す。
・尾崎紅葉、友人を捨てた元カノを責め、バイト先に殴りこみに行く。
・国木田独歩が田山花袋に作ってあげたカレーライス、ちょっと変。
・梶井基次郎、泥酔して「俺に童貞を捨てさせろ!」と街中で叫び、友人を困らせる。 etc
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
100
文豪に関するいおもしろ逸話集。みたいだけど内容は様々な文献を引っ張って書いたような本・それぞれのエピソードは短くてそんなに印象に残らなかった。ひまつぶしなら。図書館本 2021/11/20
吉子
94
明治~昭和の文豪たちの裏話。イメージは勝手にお堅い、教養の高い、高尚な、雲の上の人・・・と想像していたが、私生活を垣間見ると、なんてひどい!(笑)時には子供のような行動をしたり、変態モードであったり、酒、女、不倫、ギャンブルと好き放題。しかし文豪同志の仲間関係、師弟関係は結束が強くすごいなぁと思う。天才はやはり、普通の庶民とはやることが違う。面白かった♪2022/06/12
ずっきん
89
こうやってまとめて読むと面白い。さらりと読めて、相関図などの切り口がとてもよい。 言い得て妙にも程がある大谷崎、意外な可愛さにやられる乱歩。菊池寛の章は笑わせながらもグッとくる。だがイチバンはなんといっても直木三十五が文藝春秋で発表した『文壇諸家価値調査表』もー、秀逸(笑)絶品(笑)抱腹絶倒の破壊力(笑) これだけでも読む価値ありっすよ!2020/01/22
えんちゃん
68
明治から昭和に活躍した文豪のおもしろエピソード。教科書でしか知らなかった重鎮たち、みんなクセが強すぎ。酒乱だったり、女好きだったり、喧嘩したり、悩んだり、イカれてたり。人間味溢れるキュートな一面が垣間見えて面白かった。今ならネットですぐ炎上しちゃうエピソードばかり。やっぱ、言いたいことも言えないこんな世の中じゃ、つまらないよね。ダントツに笑えたのは太宰治!刺す(笑)2020/06/15
たまきら
55
笑いっぱなしでした。ホント、どうかしてるよ…。芥川龍之介好きすぎ太宰君のエピソードの数々には涙が出るほど笑いました。この人ってナチュラルボーン喜劇役者。周囲は迷惑だけど。宮沢賢治の春画コレクションには受けました.いいジャン別に、あはは。江戸川乱歩さんの初恋エピソードは初めて知りましたが、うすうす気づいてたな、明智小五郎と小林少年を読んでた小学生の頃から。…あれ、児童虐待じゃん。2024/04/17
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