角川選書<br> 捨身の仏教 日本における菩薩本生譚

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角川選書
捨身の仏教 日本における菩薩本生譚

  • 著者名:君野隆久【著者】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • KADOKAWA(2019/10発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784047036888

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内容説明

極限の慈悲か? 反仏教の倫理か?

明恵や近松門左衛門、宮澤賢治、和辻哲郎らを魅了した
捨身=〈身体を犠牲にする他者救済〉の物語。
日本における受容から、仏教と文学に新たな光をあてる。

「挑戦的な爪を隠した野心作」 宗教学者 山折哲雄氏 推薦

──虎に生きたままみずからの身体を与えたり(「捨身飼虎」)、鳩の身代わりになって血にまみれながらみずからの肉を割いたりするふるまいは(「シビ王」)、どうみても苦行の極限であり、こんな血なまぐさいお話は、そもそも仏教の教えと正反対のものなのではないか? どうしてこのような物語が「菩薩」のおこないを語る文学として成立したのか? そしてこうしたお話は、日本の文学や文化に受け入れられたのだろうか? どのような形で?  (「はじめに」より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

非実在の構想

4
鳩の秤の故事は身に迫るものがある2020/01/01

かぐつち

0
私は自己犠牲というものが嫌いなので、どうしてこういった思考や思想が生まれるのかが疑問でした。なので序章から興味深く読み進められました。時代や地域の影響を受けての変化、それこそ人間の逃れられない業のようなものもあり、仏教の長い歴史や広がりを感じました。2022/02/20

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