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内容説明
山の怪談ブームの火付役である『山怪 山人が語る不思議な話』、待望の漫画化です。
多くの人々を魅了する、恐いだけじゃない原作の味わい深さを本作が漫画デビューとなる墨絵師・五十嵐晃が見事に描き尽くします。
狐火があふれる地・なぜか全裸で・楽しい夜店・生臭いものが好き・見える人と見えない人・狸は音だけで満足する・消えた青い池・辿り着かない道・汚れた御札・白銀の怪物ほか、全17篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツキノ
5
おもしろかった『山怪』の漫画化!ぜひ読みたいと購入。墨絵で描かれているので雰囲気がぴったり。17の話。タイトルの文字を見るだけで怖いような。「弐」も楽しみ!2020/05/21
かなっち
2
夏なので怖いモノが読みたくなり、1巻無料のこちらをチョイスしました。独特の絵が、怖さを倍増してくれますね。狐の話はあまり好きではなかったのが残念ですが、取り敢えず山に入る時にはニンニクを持っていこうと決めました。2021/08/04
鬼喜來のさっと
2
原作は未見であるが、マタギの里として知られる秋田県阿仁郡阿仁地方(現、北秋田市)で採話された山の怪談奇譚を、水墨画のようなタッチでコミカライズ化したもの。殺伐とした現代の都市伝説とは異なり、美女に化けた狐狸に化かされて、持参の大切な食物を奪われたり、見たこともない怪物と対峙するなど、昔ばなしでよく聞かされた様な牧歌的ともいえる怪談がマンガとなった事により際立つが、物語の時代背景となる昭和の頃は、古い時代の気風を持つ人々や自然への畏怖がまだ色濃く残っていたが故に体験し、見聞きした実話怪談なのであろうか…。2019/11/03
けいちゃん(渡邉恵士老)
1
マタギの語る話集です。 山には昔から色々なものが棲んでいますが、それを民話形式で集めたものになっています。 漫画は墨絵で描かれており、雰囲気があります。 特にオチのない不思議な話が多いので、「マンガ」として読むと少し物足りないかもしれません。 「現代民話」として読むと、興味深く読めます。2020/09/13