こころライブラリー<br> 後悔しない子育て 世代間連鎖を防ぐために必要なこと

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • Reader

こころライブラリー
後悔しない子育て 世代間連鎖を防ぐために必要なこと

  • 著者名:信田さよ子【著】
  • 価格 ¥1,265(本体¥1,150)
  • 講談社(2019/10発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065174418

ファイル: /

内容説明

「親にされたようなことを、自分の子どもにはしたくない」と感じている大人たちへ――豊富なカウンセリング経験から導き出された「愛情よりも安心感」の子育て論摂食障害、うつ病、子どものゲーム依存やネット依存、夫のDV、息子の不登校……カウンセラーとして、長年、家族に起きているさまざまな問題に対処してきた著者だからこそ見えた、「子育てでやってはいけないこと」とは?ウェブメディア「現代ビジネス」の大好評連載を書籍化。「叱り方、ほめ方」「お金の与え方」といった子どもへの接し方はもちろん、夫婦関係や祖母との関係、ママ友との関係まで、子育てをめぐるさまざまな人間関係を取り上げながら子どもに対してやってはいけないことを解説。「子どもを伸ばすほめ方とダメにするほめ方はどこが違う?」「子どもにお願いする親はなぜ問題?」「子どもの前で夫婦喧嘩をすると何が起こる?」といった具体例を示すことで、子育てで起こる問題と、対処方法がわかります。多くの人たちが、そのまた親たちから受けた育児態度やしつけ、もっと具体的に言うなら虐待に近い経験を、子どもに対して繰り返したくないと考えています。 幅広い年齢の人たちの語る生育歴、社会的に活躍しているにもかかわらず毎晩悪夢にうなされている人たちの幼いころの記憶などから逆算していくと、「これだけは子どもに対してやってはいけない」行為が浮かび上がります。そして親の立場からはなかなか見えづらい、子どもは何が苦しいか、何がつらいかということがらも見えてきます。 ―――「プロローグ」より

目次

プロローグ 家族の問題を防ぐための「逆算の子育て」

第1章 「叱り方」「ほめ方」が子どもに与える影響
子どもへの脅し文句が「いい子」をつくり出す
子どもを伸ばす「ほめ方」、ダメにする「ほめ方」
子どもに「命令」できない親
子どもを混乱させる、感情にまかせた「叱りっぱなし」

第2章 子どもは大人の人間関係を見て育つ
母子密着のリスク
夫婦喧嘩を見て子どもが知ること
面前DVという「新しい虐待」
ママ友との「闘い」と子どもの心
パワフルな祖母にふりまわされる母と子
孫に執着する「ばあば」から逃れるために

第3章 親が子どもに与えられるもの
子どもを生き生きさせるために
「男の子らしさ」「女の子らしさ」の押しつけ
誕生日プレゼントを子どもに選ばせる?
子どもの成長に影響するのは「愛情」よりも「安心感」

おわりに ~たぶんこれは「最強」の子育て論だ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

nico

34
子育てが始まったちょうど今、『母が重くてたまらない』の信田さよ子さんの育児本を発見し、手に取ってみた。うあー、刺さる。自分の母親との関係と重なるところがたくさんあって、自分のメンタルがずいぶん揺れてしまった。たいていの育児書は子の目指したい姿というゴールに向かってどう育てるかだけれど、この本は虐待事件や母との関係に悩む方たちの事例をもとに「これだけはしないでおこう→こうしよう」と書かれた本で、世代間連鎖に怯える自分にピッタリだった。「夫婦喧嘩をしても仲直りのプロセスを子に見せればリカバリーできる」→2020/06/15

カッパ

20
子どもを産んで思い出される思い出というのがあるように思う。その中には子供には私はしたくないと思うことがある。 無意識のうちにのぞく思いをちゃんと気が付いていきたい。 性別の話になっていくとか。子供にお願いをするとか確かにあるある。それが不安のあらわれだとか。責任逃れなのかなど自分にちゃんと問うていきたい。改めて思ったのは脅したり嫉妬はしないぞ。2020/01/30

ochatomo

18
カウンセラーとして大人の依存症、DVや虐待に関わってきた経験から“これだけはしてほしくない”答えからの提言 『パワフルな祖母にふりまわされる母と子』等興味深く読了 DVを110番通報することでそこに子どもがいた場合心理的虐待である“面前DV”として警察が児童相談所へ通告するようになった DVはあることをなかったように過ごす否認で、女子は自分を、男子は他者を攻撃しがちになるそう 他者との関係性を2歳から内的作業モデルとして構成(安心感が重要) 親の感覚否定「痛くない」を「痛いね」復唱で感覚肯定へ 2019刊2020/02/05

カッパ

10
どんだけ子育てに後悔しそうになってるんだと自分につっこみそうになりました。でもまた、手にとって読んでました。今回は自分もまたまだやなあと思いました。ちょっとは息子に嫉妬してるのもあるのかな?とかそんな思いもあります。 正解はないにしろ後悔しないようにはありたいものです。2021/08/29

Yukiko

9
親にされたことで、これだけは子どもにしたくないこと、それを子どもにしない子育て。 親にされて嫌だったこと、息子が21になって振り返ってみると、わたしもやってしまった。。。と思う。 とりあえず、現在の結果をみると、結果的には母の方がましだったかもとも、思ってしまう。 子どもが小さいうちに読むと、とても良い本だと思う。いろいろ書いてあるけれど、特に子どもに安心感を与えるのが親の役割というのは、大切なことだと思う。2022/08/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14504288
  • ご注意事項

最近チェックした商品