メゾン文庫 一乗寺探偵事務所の広辞くんと千世子さん

著者名：山咲黒【著】/加々見絵里【イラスト】

一迅社（2019/10発売）

• ISBN：9784758092135

内容説明

浮気調査に人捜し、その他どんな不思議な依頼でも承り中の一乗寺探偵事務所。所長不在の中でも、依頼解決のために仲良し夫婦が奮闘中!　コミュニケーションには難ありだけど、膨大な知識を生かして調査員として活躍する広辞くんと、ご飯をこよなく愛する千世子さん。最高のパートナー同士のはずが、なにやら広辞くんには隠し事がある様子。時を同じくして、頻繁に掛かってくるようになった間違い電話。それらに隠された真実とは……!?　日常系ミステリ!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ami＊15]

探偵事務所での日常のドタバタはやがて夫婦間の秘密を巡る物語へと変貌する。まず美味しいご飯命な千世子さんと博識でちょっと面倒なところもあるけど優しい広辞くんの2人に和みました。「日常ミステリー」としての掴みは良かったが、まとめ方が個人的にやや無理矢理な印象で少し残念。だけど日浅夫妻のこれからの生活に希望を感じるような終わり方ではあったし、一家のその後の様子も機会があれば覗いてみたい。強い絆で更に繋がった日浅夫妻はきっと素敵な家庭を築きそうです。それにしても広辞くんの優しい言葉が悶えますね。

2019/10/21

[よっち]

浮気調査に人捜し、その他どんな不思議な依頼でも承り中の一乗寺探偵事務所。所長不在の中でも、依頼解決のために仲良し夫婦が奮闘する日常ミステリ。広辞苑仕込みの知識を披露する広辞くんと、食いしん坊の千世子さんが調査する浮気調査の真相、いなくなった金魚、そして二人の出会いと後輩の父親探しの顛末。時系列やところどころでうん？と思うような何か少し違和感があると思ったら意外な事実が明らかになって、そこからの真相に言われてみればと思い当たりましたけど、強い絆と注意深い観察がもたらした優しく幸せな結末に救われる思いでした。

2019/12/22

[チェス]

軽い話かと思ったら、そんな秘密が、、楽しめた

2022/08/04

[sugar&salt]

探偵事務所の調査員と事務員の日浅夫婦の日常とお仕事小説かなと思い読み進めていたら、ある秘密が分かり…広辞くんが千世子さんに気付かれないように、めちゃめちゃ頑張ってたんだなー。秘密を知ったうえで、読み返すとあの時の広辞くんの言葉の意味が切実な願いだったんだなと。ちょっと上手く行き過ぎ感はあるけど、最後はハッピーエンドが良い私としては嬉しい終わり方♡

2020/02/27

[チェス]

忘れていたので再び。面白かった

2024/06/22