内容説明
葛西選手が傷だらけのメダルに込めた思いは? お年玉ももらえないほど貧しかった少年時代って? 「小さな葛西たち」の強さの秘密は?ソチ五輪で2個のメダルを獲得した、スキージャンプ・葛西紀明選手の人生と、葛西選手を育んだ下川ジャンプ少年団の子どもたちを描いた、感動のスポーツノンフィクションです。偉大なアスリートと少年少女たちの奮闘を読めば、夢に向かって頑張ることの大切さが伝わってきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
47
児童書。葛西選手の伝記。実は・・・葛西選手が中学時代からファンで、一時期は北海道大学に進学すれば、毎週大倉山に見に行けるのではないかと企んでました。幸せになってよかったなぁと思います。これからの活躍を期待してます。2014/11/22
しょこ
27
ソチオリンピックでのガッツポーズと素敵な笑顔が印象的な葛西選手。今やレジェンドと呼ばれ、様々な記録を更新してますが、辛い苦労の時代を乗り越えての姿なのだと知りました。人一倍努力し、諦めない姿に感動です。どん底からはいあがって来た今、2018年平昌オリンピックで金メダルを手にしてほしい、応援してます!!2016/03/16
杏子
19
2015年読書感想文課題図書高学年向け。葛西選手のこれまでの軌跡が、読みやすく語られていて好印象をもった。極められるところまで、自分を絞って続けていく葛西選手の頑張りを読むことで子どもたちにも何か伝わるものがあると思う。2015/04/29
ぷりん
12
葛西選手は幸せです。勝てなくて悔しい思いもしたし、何より、家族が温かく応援してくれること。それが一番の力になる。「レジェンド」といわれる理由は、ここにあると思う。苦労せずに勝ち続けたら、努力はしない。努力し続けてこれたのは、家族の温かい支えがあったから。そして、下川ジャンプ少年団から多くの選手が育つのは、環境です。練習する場所があり、そこで努力する人の姿を見ることができるからです。多くの人は、努力する姿は知らず、結果のみ見る。努力する姿をもっと見ることが、大切ですね。2015/07/25
まげりん
10
2015年課題図書高学年。これが最後の課題図書。一番のおすすめかも。天才は生まれ持った技術の才能じゃなくて、努力ができることだなぁと思う。表彰台での彼の笑顔にこんな思いがあったのか…と思うと、長野の歓喜の渦を知ってるだけに涙が止まらない。「運はすべての人に平等にやってくる」という一文があるが、その運を掴むには絶え間ない努力が必要なんだと実感。銀メダル取ってプロポーズなんてカッコ良すぎます、葛西さん!2015/06/05