内容説明
フィリアレギス公爵家との縁を切り、自由を謳歌するレティシエルの元に、公爵家の長女・サリーニャが訪れる。
公爵家の忌み子である『ドロッセル』を嫌っていたサリーニャの思惑が読めず困惑するレティシエル。
その裏では、クリスタがレティシエルの学友・ジークへと近づいており……?
違和感を拭えないまま始まった学園の課外授業の真っ最中、人々を誘拐する謎の集団にジークとヒルメスが捕まってしまう。
友人を狙われ怒るレティシエルは集団を制圧するも、敵の未知の力は不穏な匂いを感じさせ……?
レティシエルを取り巻き暗躍する影と、蘇り始める『ドロッセル』の記憶。転生した王女殿下を待ち受ける新たな謎とは――!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まっさん
23
★★ 今巻は前二巻と比べると面白さが一歩足りない印象。物語にこれといった山場がないため終始話が淡々と進むためか没入感を得られなかったのが少し辛かった。また、友人キャラを多数登場させる割にはそれぞれにそこまで魅力が感じられず、加えてほとんど全ての登場人物にあまり人間味を感じられないためか好感度云々というよりあまり印象に残らないところが物足りなく感じた。2019/11/07
ささきち
7
姉はどういう感じなんだろう?と思っていたがやはりあのクズの一族の血を受け継いでいるんですね~それで才能がないから小物臭が凄く勝手に自滅してくんだろうなーとなんとなく感じ取れるので早く消え去ってほしいわ。てか今現在世界中で暗躍している謎の集団とクズ一族がかなり古い時から付き合いがある証拠が出てきてきな臭くなってきましたね~長男も裏でやっていそうだし公爵家滅びるフラグ立ってます?向こう側のボスがレティシエルの事を知っている存在とわかりボスがどう彼女に関わってくるのかが楽しみ!この手の作品では元の存在とか 2020/11/16
真白優樹
7
公爵家との縁を切ったレティシエルの元に長女サリーニャがやってくる中、クリスタがジークに接近しレティシエルを取り巻く影が新たな動きを見せる今巻。―――影は踊る、誰の思惑も知らず心のままに。 レティシエルの怒りに触れる部分が更に広くなり、ジークとの関係も漸くスタートラインに立つ中、姉妹達が不気味な動きを見せ、影達との戦いが新たな段階へ進む今巻。蘇り始める記憶は謎を呼び、舞台が更に混迷を見せる中、果たしてレティシエルはこのまま自由を謳歌出来るのか。続く戦い、その行方に待つ未来とは。 次巻も須らく期待である。2019/10/25
史
4
陰謀が巡る。(なんか思ったより面倒くさい方向性に行ったぞこれ。つうかなんで苦戦してるの?)2024/04/27
菊地
2
曲者に見せかけたサリーニャさんの小物っぷりと言ったら。2019/10/30