内容説明
やたらとろくな目にあわない『不憫属性』の青年、吉祥真備(きちじょうまきび)。彼は亡き祖父から『一坪』の土地を引き継いだ。実は、この土地は幽世(かくりよ)へとつながる扉。その先には、かの天才陰陽師・安倍晴明(あべのせいめい)が遺した広大な寝殿造の屋敷と、数多くの“神”と“あやかし”が住んでいた。なりゆきのまま、真備はその屋敷の“大家”にもさせられてしまう。逃げようにもドSな神・太常(たいじょう)に逃げ道を塞がれてしまった彼は、渋々あやかしたちと関わっていくことになる――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
40
?この題は・・三千世界を読まない読み友さんもこれならよまれるかなと。初っ端からあまりにも不憫すぎる主人公に、「げっ、こりゃ本の選択間違ったかな4巻とも購入したのに」と泣きたくなりました。流石烏丸紫明さんです💛。不憫属性?なる青年吉祥真備が祖父から受け継いだ遺産、たった一坪の岡山の土地は幽世へとつながる扉。なんとあの安倍晴明が遺した広大な寝殿造の屋敷や数多くの神とあやかしが・・ひしめきあってる・・・。晴明の十二天将の1人太常に弄られながら・・付喪神に華と名を与えたり妖仙狸に朔と。先が楽しみです2022/08/04
よっしー
15
タイトルにひかれて手に取りましたが…ここまで不憫な事が続きながらも前向きに生きている真備が凄いですね。急に幽世の世界を見せられたにも関わらず、順応する姿に尊敬を覚えたり…。かつては安倍晴明に支えていた十二天将の面々の登場を楽しみにしつつ、続編へと進みたいと思います。にしても…スイーツ男子とは言う言葉はありますが、さすがにその量は引きました…。2022/02/11
withyuko
10
不憫な主人公、真備、東京から岡山へ行くって吉備真備? 岡山に一坪だけ土地を相続するが、その一坪が安倍晴明が天体観察をしていた土地だった?とかで安倍晴明の式神や道具やお屋敷が、持ち主がいないと国を護ってくれなくなるため、真備が大家さんになる。付喪神の哀しさとかよくわかった。2020/08/21
あずとも
8
陰陽師は全く出てこなかったけど面白かった。主人公の悪い意味での引きの強さは気の毒だけど登場する付喪神も可愛いし神様のキャラも予想外だったり、岡山の情報が散りばめられていて楽しく読めた2019/11/04
hautan
3
なんとなく表紙に惹かれて購入。面白さは普通・・・でも2巻目も買ってしまったので時間のある時に読もう。2025/07/11
-
- 電子書籍
- NYLON JAPAN 2019年10…