内容説明
「この本を読んで、北朝鮮観光に出かけたくなった。知的好奇心をかきたてる良書」佐藤優氏(作家/元外務省主任分析官)大推薦! 「北朝鮮の代表的な観光地」「旅行社が提案する『平壌のインスタ映えスポット』」をはじめ、「北朝鮮観光でやってはいけないこと」「観光ビザの詳細」「現地の食事」「温泉とカジノ」など、北朝鮮観光のすべてを解説。現地のリアルな旅行写真も多数収録。「旅行マニア」「北朝鮮マニア・チョソンクラスタ」でなくとも、広くビジネスパーソンの知的好奇心を満たす一冊となることうけあいである。テレビ出演も多数の気鋭の北朝鮮研究者として、「金正恩政権の経済重視路線」「米朝首脳会談の意味」「拉致問題解決のために日本がやるべきこと」まで、最新の半島情勢に関する基礎知識も収録。令和の基本教養として、不安定な国際情勢を読み解く一冊としても、新定番の書となる。ヴェールに覆われた秘密国家を読み解く貴重な一冊が待望の刊行!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nnpusnsn1945
56
外貨獲得と宣伝を兼ねて、北朝鮮では観光事業が存在している。日本では国交がなく、渡航を推奨していないものの、行くことはできる。なお、中国や欧州などの他の国では日本ほど問題もないため案外渡航が簡単らしく、ちゃんとしたガイドブックまで存在する。当然ながらいろいろと注意点はあり、携帯は帰国まで空港に預けなければならない、指導者には敬称(金日成なら首領様)をつけること等がある。また、日本人拘束や韓国人客の誤射による死亡事故も発生している。一回くらいは行ってみたいが、外貨の使い道が気がかりである。2021/10/15
ようはん
21
北朝鮮の観光の実態。体制の宣伝に外貨獲得の為に90年代から観光に力を入れていたという話であるが、思ったよりも観光できる範囲は広く羅先市という経済特区が存在しているのも初めて知る。とはいえ観光の先々で監視が付き、日本人の拘束や韓国人旅行客の射殺事件が起きた事実等キナ臭さとうさん臭さは相変わらずであるが。2020/07/01
Gamemaker_K
17
北朝鮮って出し惜しみ感溢れる振る舞いが多いのだが、核兵器以外は案外浅いというか肩透かしを食らうことが多い。サッカーの代表チームとかね。昔海外旅行雑誌では、アジアじゃなくて秘境のカテゴリーに入れられていたっけ。…ただ、この本の序章にもあるが、北朝鮮はタフな国であることは確かだと思う。2020/02/06
かなすぎ@ベンチャー企業取締役CTO
16
北朝鮮に観光行ってみたみたいな記事を昔見かけて以来、自分も行ってみたいなと思っていたので、手にとった本。日本には情報が全く届いていないが、割と北朝鮮は観光に力を入れている国らしいということが分かった。ちゃんと北朝鮮のエージェントを通さないと観光はできないが、リクエストすれば思ったよりもいろんなところに連れて行ってくれそう。鎖国のようなことをしている国の印象だけど、それは西側の国の人が思う印象なんだろうな。北朝鮮にも文化とかあるだろうから、それを体感してみたい。2022/12/11
ひなぎく ゆうこ
16
諸外国とのデータ比較等、情報量がすごい。2019/12/11