青林堂ビジュアル<br> 政の哲学

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政の哲学

  • 著者名:藤井聡【著】
  • 価格 ¥815(本体¥741)
  • 青林堂(2019/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784792604950

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内容説明

第1回 政治は、哲学から切り離せない ~政治の本質~
第2回 「哲人」とは何か? ~洞窟の比喩~
第3回 政治は“好き好んで”やるものじゃない~哲人統治説~
第4回 民主主義は、メチャクチャ危ない政治制度 ~理性・気概・欲望の哲学~
第5回 民主主義は、スグに最悪になる ~多数者の専制~
第6回 政治家は、真っ当なビジョンを指し示すものです ~代議制統治論~
第7回 真っ当な政治家が誰かは、真っ当な知人に聞け ~常識の力~
第8回 政治では、「詭弁」を絶対許してはならない ~弁証法とアウフヘーベン~
第9回 ニヒリズムは、最凶最悪の政治の敵です ~ニヒリズム/虚無主義~
第10 回 ニヒリズムが、人類を超絶に不幸にしている ~存在論的不安~
第11 回 生きるということは「循環」し続ける事です ~解釈学的循環~
第12 回 全体主義のテロルを止めることが「政治の哲学」の使命 ~全体主義~
第13 回 フランス革命と産業革命が人間を大衆化させた ~大衆社会論~
最 終 回 『大衆社会の処方箋』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サメ鯨

9
 本書を読んで衝撃だったのは、民主主義は最悪な主義(独裁主義を除いて)だということ。政治的な知識や教養がない大衆が政治の権利を持てば、社会がおかしくなるのは必然。そしてその行き先が全体主義。現在の日本は正に全体主義に支配されている。  大衆化を直すことはできない。我々が出来ることは、大衆化を止めることだけ。2020/08/19

カインズ

3
【崇高なものと繋がった上で価値判断をすることの重要さ】衆愚政治に陥りつつある日本の民主主義に、少しでも「哲人統治」を取り戻そうと政治のたしなみについて語る一冊。藤井氏の語る理念の崇高さに心洗われる思いがする一方で、その理念と現実とのあまりのギャップに絶望を感じるのも事実である。しかし、そのような状況でこそ全力を尽くそうというポジティブ・ニヒリズムの考え方に勇気づけられた。聞き手である神谷氏が出す政治家としての立場からの具体例も、理解の手助けとなった。2014/05/31

読書家目指すで

2
政治入門書の本ではあるけれども、俺は政治初心者には最初によんでほしくないな。ちょっと大衆蔑視が強すぎる気がする。まぁその処方箋も説明してるんですが、それほどインパクトがないと人って動かせないからですかね、2015/11/08

佐藤鈴木

2
民主主義を無批判に善い制度だと思っている方に、是非とも読んでいただきたい一冊。所詮、多数決なのだから、その結果が好ましくなる・ならないを決めるのは、その多数決に参加している人の善し悪し拠る。制度より運営する側の人間が重要だということに気付かせてくれる。2014/12/17

ドクターK(仮)

2
プラトンの洞窟の比喩に基づき、政治家になるべき人、あるいはなってはいけない人の人物像が浮かび上がってくる。目を背けたくなるような現実を知ってしまった以上は、日々を無為に過ごすことなどできなくなってしまう。自分に何ができるのか、何をするべきなのかを考えざるを得なくなる。そうした人物が止むに止まれぬ思いで政治を志すのが理想であり、名誉や権力目的で政治家になるのは最悪だという。洞窟の壁に移された影絵に満足するような人間には絶対になりたくないのはもちろん、外の光の眩しさに目を背けずに直視できる人間でありたい。2014/07/24

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