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内容説明
日本のプロ野球に立ちはだかる人材不足問題。社会人野球の企業チームの衰退などにより、トップ層の選手を育て上げる土壌が失われ、規格化された選手ばかりとなった日本プロ野球の未来に活路はあるのか――。東大卒プロ野球選手でありがならソフトバンク球団経営のブレーンであった著者が、アメリカのマイナーリーグの視察を行い、選手を育てる役割と地域との交流によってビジネス化を両立させている成功事例を数多く研究、取材。トップリーグを下支えする地域に密着したファームの充実と、健全な娯楽施設としてヒト・モノ・カネが動く地域のエコシステムの一翼を担うスポーツ興行の存在意義の重要性を提言する。現地取材と詳細なデータを駆使しながら、日本における独立リーグを基盤とした人材育成と地域活性化を可能にするスポーツビジネスモデルの可能性を「見える化」する!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZ
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ビジネスという言葉が使用されているように興行としてのプロ野球特にアメリカのマイナーリーグとアメリカ・日本のマイナーリーグの比較と現状について詳しく考察されている本です。 アメリカでは自治体と一緒になってまたは自治体が先導する形でチームを誘致していくことで球団側のコストを軽減して環境つくりを整えています。また自治体にとっては地域住民の共通の「存在」を作りだし、経済効果には表れない生活の場を提供していく。日本には日本のやり方、考え方があるとは思いますが、見習うところは大いにあるように感じました。2020/08/14