「ホンネ」を引き出す質問力

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「ホンネ」を引き出す質問力

  • 著者名:堀公俊
  • 価格 ¥679(本体¥618)
  • PHP研究所(2019/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569772011

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内容説明

本当のホンネを見つけるのは難しい。同じ質問をされても、質問する相手や問われる状況、時と場合によって感じ方が違い、答えが変わる。自分でも何がホンネかわからないほど。だから、他人にホンネを訊いても、なかなか本当のところがわからない。けれども、互いのホンネがわからないことには、組織や集団はうまく機能しない。相互理解が進まず、課題の共有もできない。「訊けない上司」と「いえない部下」がチームづくりを阻害するのは、どの会社でもあることだ。「言いたいことがあるなら言いなさい」と言われても、部下はホンネを言えないもの。言ったら上司に怒られる、ということさえある。酒の席でも、言いたいことを言うのは上司ばかり。それでは上司と部下の相互理解にはほど遠い。本書では、ファシリテーションの第一人者が、互いの理解を深め、人と人との絆を強くするための、ホンネを引き出すテクニックを、具体的かつ実践的に解説する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akarick777

3
組織の中でお互いのホンネを出す手助け法が書かれている。時間をかけて探っていくやり方が主だったので、インタビューに役立つかなと思って手に取った私にはちょっと違ったけど、相手の意見の視野を広げて理解を深めるという意味で、役立つところもあった。人には必ず経験や物語がある。腹をわって話すことで分かり合えることが多い点にも共感できた。2019/06/12

たこ焼き

2
飲み会はまともに話せているのは最初の30分だけで、だいたいは上司のガス抜きの機会である。会話の中で扱いにくいテーマは性的なもの、今までの心を傷つけられた経験、未熟な側面、外見などである。ライフスタイル、趣味、価値観、関心ごとは話しやすいテーマである。ほんねを引き出すには、まず話しやすいテーマで話し、それを徐々に話しにくいテーマに持っていく(徐々にやれば、自分たちが本当は話しにくいはずのテーマであっても、気づかないうちに話をしてしまう)。核心をつく質問やテーマは、初めから言いやすいものではなく、ある程度場が2016/08/13

フラグ

2
★★★☆☆ ホンネで語ることは、お互いの信頼関係が深くなる。だからっていつでもホンネを言っていたら大変なことに。場を考えてホンネを言うことで、ホンネの価値がある。そのための質問というより、話せる環境をつくりだすことが大事と。自己開示をして、話しやすいハードルをつくったり、ランクが高い人を入れないで話したり、紙でお互いの意見を上の人に伝えたりなどがある。周りを見ながら、相手に配慮しながら意見を言うということだ。つまり、空気を読みつつ自分の空気を伝える。2013/06/28

asajee

2
How toものかと思いきや、大違い。人の、言葉でのコミュニケーションの奥深さが分かりました。また、本音を語らずに言葉でのコミュニケーションが希薄になっていっている、日本の現状は、今後どんどん進み続けるグローバリズムの流れに逆行していて、日本人が国際社会から取り残される原因に、将来なるのでは、とも思いました。2010/06/02

Ryo O

1
ホンネを引き出す意義の考察と、そのためのハウツー。 意義は、相手のホンネ=自己開示を促し、適切にフィードバックすることで、関係の深化、円滑な協働の実現ができる、との整理。また、ハウツーは、ファシリテーションスキルをベースに、物理的な条件の整備から、場の力の調整、自分のマインドセット、質問の詳細まで、幅広い。 関係がうまくいきづらい人物を思い出しながら読んだが、歪な関係性(ランクの力、共感でなく同情、開示とフィードバックのアンバランスなど)が理由と気付かされ、大いに啓発された。2019/01/14

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