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内容説明
消費されるお店づくりをしている場合ではない!
顧客体験を追求した者だけが逆転できる。
ミシュラン獲得店舗、老舗の名店から予約の取れない人気レストランまで
15,000店以上のデータから導き出した、繁盛をつくる成功メソッド
■差別化を競う業態開発、刹那的な新規集客はもう終わっている
■成功している飲食店は、新規客よりリピーターが多い真実
■IT化で常連のお客様を可視化し、量産する仕組みをつくる
■お客様の体験価値を向上させるお店づくりの開発
■接客は「点」ではなく、関係性づくりという「線」の思考
■テクノロジーの力を利用して、人力の限界を超えた高度なおもてなしを実現
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
40
吉野家には大きな特徴がある。それは食券の券売機がなかったことだ。お客様は口で店員に注文し、食べ終わったらまた店員に声をかけ、お金を支払う。一方で競合他社はいち早く券売機を入れてお客様と店側双方の利便性を向上させた。しかし吉野家はあえて食券を導入しなかった。それはお客様がお店を出る際に、面と向かってありがとうございましたと伝えるためだ。同じ牛丼チェーンで同じようなオペレーションであっても、お店ならではのポリシーが入ることで、システムの入れ方や運用の仕方はまるっきり変わってくる。2021/10/15
エリク
25
昔と今の情勢の違いもとにこれから外食産業はどうすれいいのかを書いています。 非常に面白いし、IT化、AI化はほかの産業にも当てはまると思うので、貴重な教科書です2019/12/13
hk
23
■要約■「外食においても、ITによる効率化は手段であって目的はお客さんの快適化だ」 ■感想など■ IT出前サービス、ネット予約、モバイル決済など各種ITサービスで時間を効率化できる。だが時間を効率化しただけではお客さんは常連になってくれない。生じた時間的余裕でお客さんに快適な場・関係・商品を提供することが飲食店生き残りの鍵となる。…「時間の効率化商品」⇔「時間の快適化商品」…本書を読むにあたってこの概念がすこぶる役に立った。時間の効率化と時間の快適化とは似ているが異なる。このことを改めて肝に銘じよう。2020/02/15
メガネ
7
序盤から中盤にかけては飲食業界の現状や事例をふまえ、飲食店の課題をわかりやすく説明していたのですが、終盤は著者が経営する会社にとって都合の良い情報を並べただけの内容でした。飲食店の理想としてマクドナルドや吉野家など大手チェーン店を出す場合が多いのですが、それは各飲食店がそうなることで著者のビジネスに都合が良いから。飲食店のIT導入に関しても、自社で売りやすい都合のよい御託を並べただけ。中盤までは面白かったんだけどな〜。最後の詰めが甘いというのはまさにこの本のことを言うのでしょう。2019/11/02
ue3104
4
このままではいけないと思っていたけど、外食産業にはまだまだ可能性があって、もっともっと魅力的なお店が作れるんじゃないかと思えた。やっぱりどんな業界も進化していかなければいけないし、そこで働く人々が幸せにならなければいけない。2022/01/16