講談社文庫<br> はまなす物語

個数:1
紙書籍版価格
¥598
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

講談社文庫
はまなす物語

  • 著者名:三浦哲郎【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2019/10発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061845275

ファイル: /

内容説明

北の浜辺にひっそりと咲く、はまなすの花。傷つき、こわれやすい生への愛惜をこめた、北国に開いた、静かで、透明な美しさをたたえる、愛の物語。北国の若い獣医、東京に嫁いだ姉、都会に憧れる妹の兄妹三様のひたむきで真摯な人生を、はまなすの花に寄せて、砂地に染み透るようにしみじみと描く。三浦文学の円熟の境地を示す長編恋愛小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

tomo

6
1981年に新聞連載された、姉兄妹の恋愛小説。はまなすの咲く美しい田舎町で、潮風を纏いながら育った3兄妹が、その後の人生を決める決定的な瞬間に揺れ動く様が描かれる。上京し、結婚した長女を襲う運命のいたずらには、ページをめくる度に苦しくなった。特に長女には強く生きてほしい。2021/03/15

y_e_d

1
男1人・女2人の兄弟の日常の生き様や恋愛感情を綴った穏やかな作品。生意気な令嬢が突如優しくなってみたり、離婚を切り出されたりといった波はあるものの、とても落ち着いた内容。作者のほかの作品でも感じたが、会話文が抜群に上手い。大作という部類ではないが、スラスラと読める。2018/06/04

...

1
昭和の終わり頃の風景を味わえる。登場人物たちは2つにわけられる、内と外。内の主人公たちは決して離れることのない糸に結ばれている。課長や泰恵は内で、姉の旦那はもちろん外だ。そして、稲瀬も外に行ってしまうのだろう。人物によって雰囲気が明確に書き分けられている気がした。行為はやさしいのに、心は冷たかった人々はどこかへ行ってしまうようだ。2017/01/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/734830
  • ご注意事項

最近チェックした商品