内容説明
こんなにも愉快な子規がいたなんて! テレビで大人気の著者が、実作者の目で選びぬいた正岡子規の365句。颯爽とした名句も、飄々とした凡句も、比類なき精神の明るさと優しさが見えてくる。一日一句、すべて違う季語で味わえる、あなたの子規がここに!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
クプクプ
67
夏井いつきさんの本は初めて読みました。夏井先生が選んだ正岡子規の365句すべてに夏井先生の解説のエッセイが載っています。正岡子規の俳句は初めて読みましたが、好物の柿を食べる句などが人間味があふれていて、よかったです。夏井先生の解説のエッセイも主語を先頭に置かず、固有名詞を駆使したひねった文章だったので、私は頭を使って楽しんで読めました。私は、岩波文庫、高浜虚子「回想 子規・漱石」と岩波文庫「漱石俳句集」を先に読んでいたので、今回の読書の助けになり、より楽しめました。2023/07/29
kawa
36
昨年今頃の松山行きで子規記念博物館で購入。1日1句で1年たっぷり楽しめて感謝。暗唱できた句はないものの、根岸の子規庵も行けたことの縁を含めて、折にふれて手元に置いておきたい書。「草枕の 我にこぼれよ 夏の星」(7月1日)、50年前の郡山・ワンステップフェステイバル、弟と野宿した阿武隈川の河原での夜を思い出す。昨年の松山の居酒屋で食した「いとより」の煮つけも美味しかった。とりとめもない思い出を切り取ってワンショット。それも俳句の良さかも知れない。2025/10/15
syota
36
子規の句を1日1句、全365句、夏井さんのエッセイ付きで読むことができる。すべて違う季語のものが選ばれているので、歳時記的な楽しみもある。夏井さんの文章は句そのものの注釈よりも、どういう状況でその句が詠まれたかという作品の背景に関するものが中心。簡潔でありながらミニエッセイとしての妙味があり、作品を理解する上でも非常に役立った。毎晩、寝る前に少しずつ読み進め、読了後もパラパラと拾い読みして楽しんでいる。2024/04/22
tsu55
24
正岡子規の句365句に夏井いつきの短い文章を付けた新聞のコラムをまとめたもの。夏井の文章は句の解説だけでなく、自身の体験と結び付けたエッセー的な風合いもあり、気楽に読めた。2021/09/18
tom
23
掲載された俳句だけを読んでも、面白いかどうか分からない句が多い。ところが、いつきさんの解説を読むと、面白いなと思ってしまう。例えばこの句「黒キマデ二紫深キ葡萄カナ」、この句には「黒とみまがうばかりの紫深き葡萄という描写がある」という解説。葡萄の黒さ、これが新鮮に思えてくる。いつきさんの解説、読んでいて楽しい。ついでに、俳句つくりの修練についての語り、曰く「眼球が捉えたコマ送りの画像を言葉に置き換える」とのこと。見る、切り取る、画像にする。優れた写真家のスナップですよ。俳句は写真に重なるのだった。2022/07/10
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