小学館新書<br> 教養としてのヤクザ(小学館新書)

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小学館新書
教養としてのヤクザ(小学館新書)

  • 著者名:溝口敦【著】/鈴木智彦【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 小学館(2019/10発売)
  • 初夏を満喫!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン (~5/18)
  • ポイント 200pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098253562

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内容説明

あの芸人にも読ませたい。

吉本闇営業問題で分かったことは、今の日本人はあまりにも「反社会的勢力」に対する理解が浅いということだ。反社とは何か、暴力団とは何か、ヤクザとは何か。彼らと社会とのさまざまな接点を通じて、「教養としてのヤクザ」を学んでいく。テーマは、「ヤクザとメディア」「ヤクザと食品」「ヤクザと五輪」「ヤクザと選挙」「ヤクザと教育」「ヤクザと法律」など。その中で、「ヤクザと芸能人の写真は、敵対するヤクザが流す」「タピオカドリンクはヤクザの新たな資金源」「歴代の山口組組長は憲法を熟読している」など、知られざる実態が次々明らかになっていく。暴力団取材に精通した二大ヤクザライターによる集中講義である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むーちゃん

119
どんな世界でも大変だなあと。 働き方、価値観、コンプライアンス等良いようで悪いようで・・・ 絶滅危惧種ですね😅2020/07/07

黒瀬

116
口座を持てず、保険に入れず、借金返済の催促をして警察に駆け込まれるだけ罰せられ、随分と肩身の狭くなった暴力団も生き残るために必死。フィクションの世界で描かれがちなみかじめ料の請求も現在は出来ず、シノギは密輸密漁ばかり。それが普通に市場に流れ多くの市民が口にする。ナマコはその最たる例。既にブームは去ったが、タピオカも良い儲けになっただろう。働いている店員は自分が暴力団のフロント企業でアルバイトをしているとは思ってないだろうけど。暴力団は今でも市民の生活に根付いている。漁業、建設業は言わずもがな。2020/12/08

k5

50
悪役の配置転換が、冷戦終結以来の勢いで発生している気がして。「悪役」にあたる人たちの本をいくつか読んでみる。本書は業界に詳しい人たちの世間話的な作りだが、滅法面白い。食品をはじめとするシノギから、政治、教育、メディアなどとの関係を実に網羅的にまとめてあります。暴排条例施行後のヤクザが憲法に対して意識高くなり、左翼系弁護士を頼っているとか、利権の少ない大学にヤクザが入りこめるのは、教授がファンだからとか、興味深い話が続出。もともとヤクザは「半社会的」存在で、世間に認められないと生きられないという指摘に納得。2020/06/14

GAKU

49
溝口氏と鈴木氏が対談形式で、現在のヤクザの実態を語っている。こちらを読む限りでは暴対法等の規制により、ヤクザのシノギは年々大変になっている。今はオレオレ詐欺等で、半グレ集団のほうが稼いでいる。溝口氏は「あと何年か後にはヤクザはいなくなる。」とも語っている。タピオカドリンク屋を数店経営しているヤクザや、LINEスタンプを売っているヤクザもいるという情報には笑った。でもタピオカドリンク屋は原価率が低く、結構儲かるらしい。中々興味深い1冊でした。 2020/11/20

Roko

33
ヤクザは衰退していくだろうことが想像できますが、ヤクザがいなくなればまた別の人たちが似たようなことをするようになるだけなのです。ヤクザは組織として動きますが、半グレはそういう組織立ったものではないので、逆に怖いところもあるのです。近頃はやりの「特殊詐欺」は半グレの犯行と考えられるものが多いようです。反社会的勢力やヤクザのことを知ることは、わたしたちが生きているこの社会のことを知ることなのです。そういうことを知ると、世の中の仕組みが今までよりもクリアに見えてくるような気がします。2022/06/08

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