中公文庫<br> 人口論

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中公文庫
人口論

  • 著者名:マルサス【著】/永井義雄【訳】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 中央公論新社(2019/09発売)
  • 春うらら!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/15)
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  • ISBN:9784122067622

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内容説明

人口は等比級数的に増加するが、食糧は等差級数的にしか増加しない――。
人口急増期を迎え、人口増こそ富める国の証しとされた18世紀ヨーロッパで、その負の側面に切り込んだマルサス。
ケインズが「若々しい天才の作品」と評した論争の書は、今なお人口問題を考えるうえで多くの示唆に富む。
〈解説〉藤原辰史

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

28
人口問題は,波動的に再帰する。 その都度、マルサスの見直しが行われる。 BRICSと言われるブラジル、ロシア、中国、インドにおいて,人口問題がいかに経済に影響を与えているかを考える際に読むとよい。 経済学では,その理論の前提としている制約条件について明示的な記載をしていない場合がある。記述から類推して,定式化してみるのもよいだろう。前後の理論を読めば、マルサスの論点が明確なことが分かる。 2026/01/25

アミアンの和約

18
有名な「マルサスの罠」の他にもケインズに先駆けて有効需要の理論を提唱するなど、ケインズ経済学の始祖の一面を持つマルサス。今日、彼の予言は一つは的中し、一つは外れている。前者は人口が増えれば人々は抑制をし始めるというもの。これは世界的な少子化で的中した。後者は人口増加を抑えるための抑止策が必要というもの。こちらはむしろ少子化に歯止めをかけようと躍起になっているので外れた格好だ。今日の少子化は、マルサスの予想した以上に人口増加に対する抑制が働いた結果なのかもしれない。2025/04/13

Bashlier

13
5/5 今こそ再評価されるべき作品。超圧縮しますと、”パンは一定の速度でしか増えない。これより早く人口が増えると貧窮が生まれる。慈善活動で支援しても貧窮は消せない。”という主張。一方、その後産業革命で食料の生産効率が急増した結果、マルサスの予言は外れた、という評価が主流になっています。しかし!エネルギー・農薬多消費型の農業には環境負荷という問題が出てきており、限界を迎えつつあります。欧州と比較して過度に過密な日本。環境経済への移行期に、彼の主張は重要な指針になるのではないでしょうか。2023/03/08

そ吉

5
マルサスは人口は等比級数的に増加し、食料は等差級数的にしか増加しない、ここに貧困の原因が有ると述べている。勿論この論は収穫低減の法則や分配について触れられているものでないが、マルサスは救貧法は人口抑制を攪乱すると述べる事で無秩序な分配については批判している。また、人口抑制と精神性(抑制的性衝動)にて論じているがこの点はキリスト教的史観が多分にあるのだろう。200年前の古典であり現代からは所々ズレてる点もあるが貧困や公衆衛生を考察するときにマルサスの人口論は嚆矢となる書物の一つだろう。★★★☆☆2021/11/29

ミスター

4
面白い。極めて単純だが奥が深い。人が増えて生産人口が増えたとしても消費する主体としては成り立たないし、生産しても消費する主体がいないのだとしたら、けっきょく不況になる。マルサスの主張はいっけん極端に見えるが極めて納得がいく話だと思う。あと理想主義ゴドウィンに対する批判は今でも顧みる必要があるだろう。社会制度を変えたところで悪徳はなくならない。むしろ悪徳をなくすことは社会の問題を大きくするだけである。なによりも雇用される側である労働者という階層は絶対になくならない。マルサスはフーコーに通じる思想家だろう2020/09/19

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