いのちの終いかた 「在宅看取り」一年の記録

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いのちの終いかた 「在宅看取り」一年の記録

  • 著者名:下村幸子
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • NHK出版(2019/09発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784140817957

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内容説明

国民の半数以上が「住み慣れた家で逝きたい」と望んでいる。それを実践した人びとは、どのように最期を迎えたのか──。2人の訪問診療医が向き合った患者たちの最期の日々。大反響を呼んだNHK BS1スペシャル『在宅死“死に際の医療”200日の記録』(2018年6月放送)のディレクターが綴る、「葛藤」と「納得」の死を見つめた渾身のノンフィクション。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamakujira

3
NHKスペシャルで放映した番組を書籍化したらしいけれど、番組もその後の映画も知らなかった。8人の実例には、看取りに至らず介護中の夫婦や、病院で死を迎える老女もいるから、在宅看取りばかりじゃないものの、在宅医療の実状を伝えるきっかけになるように、こんな番組や書籍が増えるといいな。一方で美談になりがちだから、訪問診療をしながら看取りを拒む無責任な医療機関や、セデーションの知識に乏しい医師や、経済的物理的時間的精神的な家族の負担とか、そろそろ負の側面も追及しないと在宅医療が食い物にされそうだ。 (★★★☆☆)2022/09/25

Incisor

3
在宅医療チームのメンバーはもちろんとても頼れる存在で、それ以上に著者の、見届けるまなざしが何とも心強くあたたかい。ドキュメンタリーのプロデューサーを超えた人間力を感じた。患者としても家族としても公にすることはためらわれるような人生の節目だけれど、著者がそこにもしいたら、逆になんとか完走できそうだと思う。2021/02/03

okatake

1
NHKのプロデューサーの著者。自身の制作番組に基づいて新たに原稿を起こしました。番組自体は視聴しておりませんが、埼玉県新座市にある在宅診療所を舞台に人生の最期をどうやってお終いにしたのかを丹念にたどった記録です。 8名の事例が紹介されていますが、医療とは何か、人の生と死は何かを考えるには良い書です。2019/11/04

Shinjuro Ogino

1
「在宅看取り」の在宅とは、自宅だけでなく施設も含む、とある本で読んだ。この本の「在宅」の例は、ほぼ自宅だ。かつ、ほとんどのケースが、程度の差はあれ、家族のケアに実質頼っている。「独居の老人」との題の章で紹介されている2例にも、薄いが家族の影がある(ただ障害がある)。  自宅看護では、家族の心労は大変だ。できるかどうか判らないが、私は施設に入る道を選びたいと改めて思った。準備を進めようと思う。  在宅看取りでは、医師のイニシャティブと、患者、家族への声掛けが重要だ(「言葉の力」)。2019/10/06

0
こわかった。とくに103歳の話。長生きすればいいってもんじゃないなと思ってしまった。在宅看取りがあってる人とあってない人は確実にいるなと思った。自分が在宅看取りが合ってないのに在宅看取りを希望してしまうと全員不幸になる。2023/04/15

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