内容説明
~「ご臨終」は、けっしてこわくない~
人は死ぬとき、どんな気持ちになるのか。
人が死に近づいたとき、周囲はどう接すべきなのか。
一人の現役医師が50年以上の医師人生で見出した「ご臨終」への考え方を、イラストをまじえながら伝える内容。
シニア世代と孫、親と子など、家族で「ご臨終」というものを共有していただくための一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
S.Mori
33
どんな人も避けることができない死について、優しくて分かりやすい文章と心和むイラストで描いた本です。死期が近くなったときに家族がかける言葉は聞こえているとか、死の前に一時的に良くなる「中治り現象」とか、末期の水ほど美味しいものはないなどの興味深いことが多く書かれた本でした。こういう本を読むと死んだらおしまいではなく、死ぬことは人生の総仕上げの大切なイベントであることが分かります。同時に恐怖ばかり感じるのではなく、死を受け入れることの大切さが分かりました。2020/10/15
大島ちかり
9
特に不思議なことはなかったけど、親が幸せな死を迎えるにはどうしたらいいかなあ。と考えた。 末期の水はとても思い出深い。2020/04/04
kaz
2
タイトルだけ見ると、やや軽い雰囲気のスピリチュアルな内容を想像するが、現在も現役の臨床医による終末期の患者の様子をコンパクトに解説したものと言った方が適切。終末期の患者に対する対応の仕方、その医学的な意味等がよくわかる。深く知るには、別途、書籍が必要だろうが、多少のことはこの本程度のことで間に合うのではないか。2020/07/02
Sosseki
0
図書館で目について読んでみた。伯母が亡くなる時、一部しか知らないが、こんなだったのかなぁ。自分にもいずれ訪れる。2025/02/07
こうし
0
いつだったか、読んだことがあったらしい本。忘れたころにまた読みたくなったのは自分の中になにかしらニーズがあるのでしょう。中治り現象は体験したことがあって、家族が会いに行ったときは全然元気で、聞いていた話とは違って不思議だなー……という経験がずっと残ってるのかも。2022/06/07