ほどよい量をつくる

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ほどよい量をつくる

  • 著者名:甲斐かおり
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • インプレス(2019/09発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784295007463

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内容説明

大量生産・大量消費による食品ロスや環境負荷など、その弊害が叫ばれて久しいですが、「ではどうすればちょうどよい量をつくれるのか」に対する明確な回答はありません。成長のためにはとにかく多くつくって多く売ることが当たり前という風潮のなかで、あえて生産を抑えることへの抵抗もあり、そもそも「ほどよい生産量」を決めることは覚悟が必要です。そんななか、従来とは違う「つくりすぎない」取り組みをして成長している企業もあります。ほどよい量、ほどよい時間、ほどよい成長……。これまで当たり前だった「大量生産」や「無理な時短」、「急成長」とは異なる「ほどよさ」をどのようにとらえ、実現しているのか。本書では、そのような事例をひもとき、自分のビジネスに活用するためのヒントを提示します。

目次

表紙
はじめに
目次
本書の構成
PART I つくる量と価格を決める
1章 つくる量を減らす
CASE1:佰食屋
CASE2:シタテル株式会社
2章 ほどよい量を探る
CASE1:パンと日用品の店 わざわざ
CASE2:宝島染工
CASE3:うなぎの寝床
3章 価格を適正に上げる
CASE1:筒井時正玩具花火製造所
CASE2:シーラカンス食堂
PART II お客さんとつながり直す
4章 プロセスを見せる
CASE1:RENEW
CASE2:人と農・自然をつなぐ会
CASE3:Everlane
コラム 「目に見えるスケール」がほどよい量のヒントになる
5章 つくる人が売る
CASE1:actelier(ファクトリエ) 
コラム 「中量生産」を広める試み
6章 コミュニティ経済圏を築く
CASE1:kiredo
CASE2:Minimal Bean to Bar Chocolate (ミニマル)
PART III 届け方を変える
7章 物流をデザインする
CASE1:やさいバス
8章 売り場を変える
CASE1:オーガニックベース
CASE2:ろくろ舎
CASE3:BOOK ROAD
9章 違う相手に届ける
CASE1:マルヒロ
CASE2:福永紙工
おわりに
著者プロフィール/スタッフリスト
奥付

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TATA

33
大量消費社会から適量を生産、消費する社会への移行の話かなと思い手に取ったのですが、全体に意識の高い生産者を応援する事例紹介が多く、読みたかったものとは少し違ってました。ただ、アマゾンに代表されるように流通を抑えたもの勝ちの構図から徐々にはみ出すことが、生産者が適切な力を取り戻すきっかけになるはずで、それは大手企業も追随する流れのはずだと考えているのですが。2020/03/08

まさ

27
価値のつくりかたなのだろうなぁ。「ほどよい」を知るには過程も理解していかなければ!判断材料を増やし、何がよいのかを考える。事例で市内の方も紹介されていた。身近にも実践されている方がいるし、共感して動いている人もいる。小さなコミュニティがたくさんできて、それらが緩やかに連動していくといいな。もう一度読み直そう。2022/08/27

ユウユウ

21
flierにて要約読了。たくさん作ってたくさん売るという発想ではなく、ほどよく作ってほどよく売るという発想。要約のみでも魅力的に感じた。一つ一つのお店も気になるので、実際の本再読したい。2019/12/19

みんく

15
大好きな、パンと日用品の店「わざわざ」が載ってるので手に取った本。知っていたのは「わざわざ」のほか、「佰食屋」「クルミドコーヒー」。その他にも飲食店、農家だけでなく、仕立て、染物、花火、刃物、やさいバス、ワイナリー、印刷、本屋、漆塗り、陶磁器、紙など、いろーんなジャンルでの取り組みが載っていて、それぞれの商品が気になる!ワイナリーと無人本屋が同じ屋号なのは、偶然なのだろう。「中間業者を挟まない」「小さく始める」「一連の工程を自分たちの目の届く範囲で」一連の工程とは、企画ーデザインー仕入れー作成ー運送ー販売2021/05/31

スイ

12
買い物をする時に、「これは誰かを苦しめてはいないだろうか」と考えることが増えた。 人に限らず、他の生き物だったり、環境だったり。 そう言いつつも大量生産品の安さや無難さに手を出してしまうことは今もしょっちゅうなのだけど、でも少しずつでも考えていけたらなと思う。 作り手が楽しみながら作ったものだ、と思えるものは、こちらも身につけたり食べたりするのが楽しいものだし。 様々な作り手や繋ぎ手の話が綴られた本書は、今後の考えの一助になると思う。2019/12/25

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