内容説明
記憶喪失に陥った宮田雷四郎は、行者峠で地蔵の供物を掠めて生きていた。だが、魔人と恐れられた彼は、追跡隊に追われる羽目に……。峠を下る途中、二人のヤクザによって性交奴隷と化した人妻を救出。街を彷徨う雷四郎は、妖しい魅力を秘めた組紐の宗家、里原真砂の下僕となり、やがて妖女たちの死闘に巻き込まれていく。好評幻(めくらまし)戯シリーズ雷四郎五部作完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はま
8
雷四郎シリーズ第5弾。ラスト。1人暴力団の宮田雷四郎、前作までで覚えた仙術も、さらに記憶まで失っての再スタートで面白い。寿行さんやりたい放題(笑)今まで以上にファンタジックな敵、情鬼一族を相手に雷四郎、白川が大暴れ!と思いきや言うほど大暴れしないのも面白いっす。2016/11/18
浩子
0
雷四郎シリーズの中では、一番現実味のない話でした。邪鬼一族との対決。でも西村寿行は好きです。雷四郎を取り巻く女性(今回は男性も)の肉奴隷加減が何とも好きですね。
すす
0
もう…いちばんの暴れん坊は主人公よりもジュコー先生だな。 さすがに行き着くとこまで行った感のあるこのシリーズ。どうやらこれで幕みたいです。 そしてこれだけの大騒ぎなのにラストの締め方が可愛らしい。 書いた先生、読んだ我々、共にお疲れ様でした。 ジュコー先生ありがとうございました。 あー男根さまー♥(と言われたいね)2024/02/08