- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少女/レディース)
内容説明
「ここはね、ここは夢ができる国なのよ」少女が迷い込んだ先にあったのは一軒のコンビニ。いぬの店長、とりの配達夫、サトルくん、そして次々にやって来る来訪者たち。彼ら(?)との生活の中で、彼女が気がつく。明かりと、ぬくもりと、優しさと。して・・・それは、ある光。期待の新鋭・岩岡ヒサエが放つ、ひそやかであたたかいファンタジック・ロマン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
emi*
18
生と死の瀬戸際でみる夢の世界のお話。大事な気持ちの缶詰を預かるコンビニの店長が、なんとも愛らしいキャラで、ストーリーは不思議で、ちょっと怖いけれど、読みやすかった。岩岡さんのこういうお話、好きです。2013/05/29
bluemint
11
生きている人は死んだ人のことを覚えているけれど、死んだ人もみんなのことを良く覚えているんだ。死んでも憶えている人がいる限り、それはその人の心の中にいきている。何年も前に死んだ犬のことを私は憶えている。彼にも楽しかった記憶が残っているのかな。2020/05/10
ぶんぶん
11
やはり岩岡ヒサエは良い、良いな〜 昔、同人誌に足かけ3年にわたって描かれたものに「描き下し」を加えた連作短編集。夢のなかのコンビニに迷いこんだ少女、風変わりな店長さんや幼稚園時代の男の子と出会いますが…そのコンビニは「伝えたい気持ち」の集まる店だったのです。少女の思いと訪れる様々な思念の織り成すヒューマンファンタジー! 店長とのやりとりに思わず笑ってしまうヒトコマも。2013/07/25
シンクウ
10
真っ暗闇を仄暗い闇に変える…さながら灯籠のような柔らかな光明を内包した物語だった。人間・動物・死亡・生存お構いなしに「夢のできる国」は「目が覚めるその時まで」、死に近い者に「こんなところ」をもたらしてくれる。でもそれだけ。ゆめの底にも悲しいことや楽しいことがわんさか在る。伝えたい事、届けたい声、叶わないならせめて…「忘れないでいられたらな」。私はどれ程の夢を見ては、忘れたんだろう。忘れられたあらゆるモノは何処へ行き着くんだろう。ゆめの底のコンビニで、ぽそぽそのカステラになっていたら楽しいなぁ。 2010/11/20
そう
8
ぽわぽわぽわんとしたキャラクターと幻想世界が溶け合って、でもちゃんと現実的でその現実が切なくて、私はとても好きな感じの作品。 配達夫が生前、どんな人たちだったかという設定の感覚なんて、ちょっと本当にすごい。2009/06/20
-
- 電子書籍
- これは経費で落ちません!12 ~経理部…
-
- 電子書籍
- 私が詐欺サイトで300万円騙し取られた…
-
- 電子書籍
- 事故物件 死屍の部屋は最期を語る(分冊…
-
- 電子書籍
- 僕の妻は感情がない【分冊版】 39 M…
-
- 電子書籍
- 京都寺町三条のホームズ : 18 お嬢…