ダイアローグ

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ダイアローグ

  • ISBN:9784845916290

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内容説明

ストーリーテリングの分野で世界で最も影響力のあるロバート・マッキーの物語創作術、待望の最新作!!
物語を創作するうえでとくに重要な要素となる会話=ダイアローグに特化した、世界でも類を見ない画期的著作。

「ダイアローグを書くにはきわめて高度な技術が必要だ。マッキーの著書『ダイアローグ』は、あらゆる種類の作家にとって強力な武器となる」
ジョン・ラセター(米ディズニー/ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサー)

ライティングワークショップによって国際的な名声を得ているロバート・マッキー。
マッキーは30年間世界中を飛び回り、脚本家、小説家、劇作家、詩人、ドキュメンタリー作家、プロデューサー、演出家を育成してきました。受講生の数は100,000人以上にのぼり、その中には数多くのアカデミー賞・エミー賞受賞者がいます。

【ロバート・マッキーのセミナー受講生の受賞歴】
アカデミー賞受賞者数 60人 (ノミネート200人)
エミー賞受賞者数 200人 (ノミネート1,000人)
全米監督協会賞(DGA)受賞者数 50人 (ノミネート100人)
米・脚本家組合賞(WGA)受賞者数 100人 (ノミネート250人)

ロバート・マッキーの門下生の中にはピーター・ジャクソンなど大きな成功を手にした監督もいます。また、ピクサーの脚本チームのように、ハリウッドの脚本家にとってマッキーの脚本講座は登竜門になっています。

ロバート・マッキーの待望の最新作『ダイアローグ』では、

演劇=聴覚のメディア
映画=視覚のメディア
テレビドラマ=演劇と映画のあいだにあるもの
小説=心に直接うったえるメディア

という物語の主要な4つのメディアそれぞれの特徴を踏まえ、それぞれが「ダイアローグ」をどのように生み出しているのかを詳細に掘り下げています。

古典的作品から人気海外ドラマ作品まで、物語のなかで登場人物たちが巧みな対話をするよう、実際の作品で鍵となるシーンを例にして詳細に分析します。
『ダイアローグ』は、芸術的で印象に残るような会話を創造するための羅針盤として最大限の力を発揮します。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小木ハム

14
映画、小説、演劇、ドラマのシーンを例に取り、創作をしている人間なら"そうだよね"と感じる会話の巧拙について解説してくれている。作品のあらゆる台詞(=ダイアローグ)からは、人物の表面上の性格や、育った環境、何を大事にしているかを含ませなければならない。物語を進ませるために陥りがちなのが事務連絡のような会話で、これは登場人物の生命を奪っていると言ってもいい。読者を興醒めさせる一番の原因が"不自然さ"である事や、同音や同じ意味の"反復"によるテンポの阻害などが言葉でもってよくわかる内容です。2019/07/19

よし

13
創作に関する会話についての創作論。言葉にして伝えること、言葉にはしないこと。その行動の背景となるサブテキスト。物語を別の方向から楽しむことができそう。ただ、中身が難しくて理解できたかははっきり言えないのが残念。もう少し勉強してからもう一度読みたいかな。2021/02/01

YVI

6
物語創作の際、効果的な会話を生み出す技術が書かれた本。物語世界を理解するのに役立つかなと思って読んだらとても面白かった。少ない台詞で多くを表現するために、作家はここまで考えて書いているんだと。人の言動は三層構造で、表面上の言動(言うこと=テクスト)の内側には、本人が意識している考えや感情(言わないこと=意識したサブテクスト)があり、そのまた内側には本人も気付いていない無意識下の欲求・衝動(言えないこと=無意識のサブテクスト)があるという話が為になった。演劇部で脚本の余白に沢山書き込んでいたのを思い出した。2021/01/14

Glitter

5
衝撃を受けた。お話の書き方の本は数あれどここまで徹底してその要素を解剖し、構築方法を示唆した本は読んだことがない。『ベストセラー小説の書き方』『シド・フィールドの脚本術』『SAVE THE CATの法則』『千の顔をもつ英雄』 上に挙げたような本を名著と思ってきたが、一気にこの本がその座を奪った。 優れたストーリーテラーの見ている世界をロバート・マッキーの肩に乗って眺めた気分だ。 この本は著者の第二作らしいがすぐにでも一作目の『ザ・ストーリー』を読みたい。2018/07/23

植岡藍

4
会話についての本だが、結局のところ優れた会話はストーリーあってのものという考えの下前作と同じく物語の創作論になる。同じ例も多かったが後半の実例の分析などは面白かった。2021/06/04

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