角川ソフィア文庫<br> ファン・ゴッホ 日本の夢に懸けた画家

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角川ソフィア文庫
ファン・ゴッホ 日本の夢に懸けた画家

  • 著者名:圀府寺司【著者】
  • 価格 ¥1,188(本体¥1,080)
  • KADOKAWA(2019/09発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044005283

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内容説明

ファン・ゴッホは、生きることの難しい人間だった。高い理想、激しい気性、有り余る情熱ゆえ、学校にも職場にも教会にもなじめず、やがて画家の道だけが残る。ハーグ派、印象派、浮世絵版画との出会いに導かれ、駆け抜けた37年の短い生涯。その心中には、孤高の理想を憧れの地「日本」に託しつづけた、ユートピアへの儚い希望があった。主要作品をオールカラーで辿り、残された手紙によって画家の人生を浮かび上がらせる決定版。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジョゼ★ネコを愛する絵描き(趣味)

86
2005年のゴッホ展に行き、本物のゴッホの絵を見たことがある。 その時、すごく感動したのを覚えている。 それから18年経ったけれど、この本を読めて良かった。 たくさん残っている手紙などから、ゴッホの人柄や人生が見えてきた。 圀府寺司さんの文章は難しくなく、ゴッホについて何にも知らない私でもゴッホがどういう人物だったかどういう人生だったかを分かりやすく学ぶ事ができた。 日本を理想郷としていたゴッホに妙に親しみを感じた。 今回読んで得た知識と共にゴッホの絵をこの目でまた観ることが出来れば一番いいなと思う。2023/08/01

吉田あや

85
西洋美術史学者さんでゴッホ研究の第一人者・圀府寺司さんが、ゴッホから弟のテオに宛てた書簡を中心にして画家の人生や作品の背景に迫る本書。文庫サイズながらも図版や作品もカラーで沢山収録されているのも嬉しい。ゴッホの人物像を語るのに文学が欠かせないことも丁寧に書いて下さっていて、日本文化に夢中になり愛読をしていたピエール・ロチの作品への言及や好んで読んでいた文豪についても沢山の記述があるので、これから少しずつゴッホの心情と重ねながら読んでいきたい。(⇒)2020/10/31

けいご

33
12月に福岡開催予定のゴッホ展に備えて久々フィンセントに纏わる本を手にとってみました★フィンセントを他のどの画家とも違う特別な存在にしているは「才能」でもなければ「耳切り事件」や「自殺」でもない。特別な存在の理由は手紙だ。との筆者のあとがきにめっちゃ共感★フィンセントの絵画は苦みも辛みも、甘味(はほとんど無いけれど個人的に少しだけ入れたい)も全部が人生のフルコースとして襲ってくるから嫌いになれないんだよな〜。そう思った1冊でした★2021/10/30

かめりあうさぎ

30
ファン・ゴッホは生きることの難しい人間であった。彼の作品は何故こうも特別なのか。それは才能だけでもその数奇な生き方だけでもなく、膨大に遺された手紙=ファン・ゴッホ自身の言葉によるものなのだと実感しました。『ファン・ゴッホ 日本の夢に懸けた画家』というタイトルですが、アルルで画家のユートピアを作ろうと理想に燃えた時代を軸として、そこへ向かう道のりと、その夢が破れた後から死までの道のりを作品と手紙を通して考察しています。彼の中にあった日本とは、実在のものというより理想化された想像と妄想の日本だったのかな。2020/02/23

ハチ

18
ゴッホ本、何冊でも読める。ゴッホの人生を何度でも読みたくなるし、作品も何回でも見たくなる。…マルタン親爺が言っていたように『傑作を描かないといけないのだ』…切羽詰まっるゴッホの右手に神が宿る!ドラクロワもミレーもゾラも聖書もなにもかもを味方につけて、全くふりむいて貰えなくて!…また絵画をみたい。2019/10/03

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