内容説明
平成の30年を経て、大きく変わった国立大学。国による「法人化」や「国立大3分類」などの改革、共通一次からセンター試験への受験方法の変化、さらに加速化し始めた少子化や地方の過疎化に加えて2020年に行われる入試改革を通じ、さらなる激変が予想される。そこで教育ジャーナリストである著者が各地を支える地方国立大のこれまでと、その未来を探る新書を整理。生き残りをかけたその未来を提言する。特に12の学部を要する広島大学、通称“広大”は旧官立大の一つでブランド力“1位”に何度も輝く、正に“地方”を代表する大学のひとつだが、“世界100大学”に入ることを目指し、各種改革やイメージ戦略を実施。近年、その成果が出始めている。そこで前半では国立大を取り巻く事情の整理を、後半では復活の成功例として“広大”を中心に据え、正しい大学改革の姿に迫ると共に、この先、大学が生き残るための方策を探っていく。地方消滅の危機を目前とする今、地方国立大学による大逆転劇が始まる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
64
本書を読む前に同じ著者の違う本を読んでいたので重複している論点が多かった。多様な学びを提供しようと模索する地方国立大学の現状が垣間見られたのはよかった。広島大の魅力は理解できたが、ほかの大学についてももっと知りたいと思った。2019/08/16
mazda
14
少子化にも関わらず大学数は増えている現状、果たして国はどんなビジョンを持っているのか、改めて考える機会になりました。特に地方では、留学生の受け入れ、地元活性化のためのハブ、地方大学同士の連携などで存在意義を見出しているように思います。ポスドク問題がここまで深刻になっている中、卒業後の進路にも関心を持ってほしいと思います。2021/10/08
kamome46
12
図書館本。地方に住んでいるので、地元の大学に頑張って欲しいと思って手にした。少子化の影響って甚大なんですね。とりわけ、〇〇教育大学とかいう部類のとこはゼロ免も廃止になってるそうで、教職不人気と相まって厳しいんだなと。他、印象的なのは、大学入試共通テストでうごめく英語業界とか、大学院博士課程の卒業者は結構死亡するだけとか。なんか、都合の良いとこだけ流して読んだので、本書の肝はつかめず。ごめんなさい。後半は広島大学の大学案内。志願者諸君は読んでみよう!2022/08/14
クサバナリスト
7
地方国立大学、頑張れ。僅か2・3科目の入試でろくに勉強してない学生をかき集めている都市部の私大なんかに負けるな‼2019/10/04
keisuke
4
期待した内容と少し違ってた。2019/08/20
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