自然に・自由に・手足が動く! “ドラム脳”のつくり方

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自然に・自由に・手足が動く! “ドラム脳”のつくり方

  • ISBN:9784845634163

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内容説明

元リズム&ドラム・マガジンの編集長がこっそり教えるドラム論。
演奏法から楽器の知識まで、ドラムを“楽しむ”ための“コツ”がこの一冊に。

ドラマーだけが持っている“脳”=ドラム脳。両手両足、四肢を駆使するドラム・セットの演奏はそもそも、いちいち頭で考えていたらアウト、もう遅いのです。
通学途中、通勤途中、入浴中、睡眠前など、演奏していないときにドラム脳をつくって、考えて、鍛えまくって、実際に演奏するときは、ドラム脳を意識しない=なーんにも考えないというのが、理想の、最高の状態となります。
ドラムは、単に一定のリズムを叩けばOKというものではありません。フィジカル的な要素(テクニック)を身につけるだけでは不十分で、ドラムは音楽の中で重要な要素である“音色(ねいろ)”によって支配されています。そのためには“叩く=触る”ための演奏法や、楽器のチョイスやチューニング、グルーヴの存在など、諸々すべてを理解して知っておく必要があるのです。
その上で、自然に・自由に・手足を動かすのに、的確で、音楽的な指示を出すもの、それこそが“ドラム脳”と考えます。本書では、そんな“ドラム脳”をつくるために、様々な方面からドラムへの理解を深めていきます。
さらに、筆者がリズム&ドラム・マガジン編集長時代に出会った“世界の名手たち(スティーヴ・ガッドやスティーヴ・ジョーダンなど)”から直接得た事柄、貴重な言葉なども紹介していきます。この本を読み終えた頃、気が付けばあなたの脳は、ドラムのことでいっぱいになっていることでしょう。

*この電子書籍は固定レイアウト方式で作成されています。文字の拡大・縮小や、検索、ハイライトなどの機能は利用できません。

目次

第1章 ドラムを演奏したい!をイメージする
●音色の魅力
●リズムの魅力
●“叩く”の魅力
●誰でもできる!の魅力

第2章 自分が演奏しやすいグリップを見つける!
●素手の動きをイメージ
●グリップの“支点”はどうあるべきか?
●3点で支える
●グリップは固定しない
●親指を外して人差し指を伸ばす形
●支点である中指を使うフィンガリング
●小指&薬指グリップ
●レギュラー・グリップは必要か?
●脱力と筋力の関係
●スティックも重要な楽器
●スティック選びのために
●スティックのどこを持つか?
●スティックと仲良くなる!

第3章 “リバウンド”を感じる・拾う・掴む
●リバウンドで脱力を体得
●リバウンドを利用した(高速)シングル・ストローク
●リバウンドが小さい(少ない)場合の対処法

第4章 ダウン・ストロークを完璧にする!
●ダウンの良し悪しで、すべてが決まる
●“止める”ではなく“止まる”ストローク
●タップ/アップ/フル・ストローク

第5章 スネア・ドラムを知る!《楽器編》
●スペックから紐解くサウンドの傾向
●スネア・ドラムで覚えるチューニングのノウハウ

第6章 スネア・ドラムを知る!《奏法編》
●ノーマル・ショットとオープン・リム・ショット
●いろいろある打点! 使うのは真ん中だけじゃない!
●バック・ビートを安定させる
●“止める”アクセントと“流れる”アクセント
●いい音で鳴らす
●リズムの流れをつくるニュアンス~ゴースト・ノートの存在
●クローズド・リム・ショット
●ダブル・ストローク
●バズ・ロール
●手順の決まり~ルーディメンツの存在
●スネア・エチュードに挑戦

第7章 ハイハットとライドは叩かない!?
●ハイハットを克服!
●ライド1枚でいろんな音が出る!を覚える

第8章 バス・ドラムを制す!がドラムを制す!
●バス・ドラムも他の太鼓と同じ
●フット・ペダルを知る!
●バス・ドラムのサウンド・メイク
●バス・ドラムの音色でリズムが決まる!
●連打、ダブル~トリプルへ

第9章 グルーヴを完全に理解してリズムを楽しむ
●8ビート[8分音符のグルーヴ]
●3連符(6連符)の流れを持った8 ビート
●16ビート[16分音符のグルーヴ]
●4つ打ち[4分音符のグルーヴ]
●シャッフル[3連符のグルーヴ]
●スウィング[ジャズ・ビート]
●振りパーカッションでグルーヴ

第10章 ドラム・セット全体を駆使するために
●“自分の音”が出せるドラム・セット、自分のセッティングと自分のチューニングを知る
●コンビネーション・フレーズでブレない体幹を意識

第11章 ドラム脳をつくる
●いつでもどこでもグルーヴを感じる/発信する
●メトロノームとの“つき合い方”
●小さい音の大切さ~ダイナミクスで音楽的に
●ポジティヴに、オープン・マインドで
●楽器の音色に“呼ばれる”ドラミング
●音楽の中に入るスイッチをつくる
●いい音楽、いい音色を聴く