出版社内容情報
国際開発協力を進めるうえで重要なアクターである市民社会組織(CSO)/非政府・非営利組織(NGO)と、ODA機関とのパートナーシップをめぐる諸問題を整理し、OECD/DAC市民社会勧告、CSO内部での議論について検討する。また、カナダのパートナーシップの政策事例を取り上げ、パートナーシップの実態を明らかにし、日本の開発援助におけるCSO/NGO支援にどのような示唆を与えるかについても論じる。
【目次】
はしがき
序 章 国際開発における市民社会組織(CSO)とODA(政府開発援助)機関のパートナーシップ:本書の課題
◆第Ⅰ部 CSOとODA機関のパートナーシップ
第1章 NGO/CSOとODA機関のパートナーシップ研究の枠組みとこれまでの議論
第2章 CSOとODA機関のパートナーシップの現状と課題
第3章 DAC市民社会勧告のプロセス・特徴・実施
◆第Ⅱ部 南のCSOと北/国際CSOのパートナーシップ
第4章 2020年代の南北パートナーシップ議論
第5章 国際開発協力をどう変革するのか
◆第Ⅲ部 カナダの開発援助におけるNGO/CSOと政府のパートナーシップ
第6章 2015年までのカナダの開発援助におけるNGO/CSOと政府のパートナーシップ
第7章 J.トルドー自由党政権のフェミニスト国際援助政策とCSOパートナーシップ
◆第Ⅳ部 日本のCSOとODA機関とのパートナーシップの現状と課題
第8章 日本のCSOの現状と課題
第9章 政府による国際開発協力CSO支援の現状と課題
終 章 パートナーシップの行方
参考文献
目次
国際開発における市民社会組織(CSO)とODA(政府開発援助)機関のパートナーシップ:本書の課題
第1部 CSOとODA機関のパートナーシップ(NGO/CSOとODA機関のパートナーシップ研究の枠組みとこれまでの議論;CSOとODA機関のパートナーシップの現状と課題;DAC市民社会勧告のプロセス・特長・実施)
第2部 南のCSOと北/国際CSOパートナーシップ(2020年代の南北パートナーシップ議論;国際開発協力をどう変革するのか)
第3部 カナダの開発援助におけるNGO/CSOと政府のパートナーシップ(2015年までのカナダの開発援助におけるNGO/CSOと政府のパートナーシップ;J.トルドー自由党政権のフェミニスト国際援助政策とCSOパートナーシップ)
第4部 日本のCSOとODA機関とのパートナーシップの現状と課題(日本のCSOの現状と課題;政府による国際開発協力CSO支援の現状と課題)
パートナーシップの将来
著者等紹介
高柳彰夫[タカヤナギアキオ]
東京都生まれ。一橋大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得。博士(法学)。NGO活動推進センター(JANIC:現:国際協力NGOセンター)パートタイム・スタッフ(調査・研究担当)、北九州市立大学外国語学部国際関係学科専任講師・助教授を経て、現在フェリス女学院大学グローバル教養学部・国際交流学部教授。またJANIC政策アドバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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