親の介護をしないとダメですか?

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親の介護をしないとダメですか?

  • 著者名:吉田潮【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • ベストセラーズ(2019/09発売)
  • 読書週間の1冊を!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~11/3)
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  • ISBN:9784584139233

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内容説明

『週刊新潮』の「TVふうーん録」コラムニストで
フジテレビ「Live News it !」コメンテーターの
吉田 潮さんが多くの中高年が直面する「親の介護」問題。
自分の父が「認知症」となった体験をもとに、本音で書き下ろしました。
親を愛すればこそ「介護疲れ」につながる矛盾と真摯に向き合い、
著者は、一つの「答え」を導き出しました。

2018年の春、認知症の父を特養老人ホームに入れました。
ものすごくラッキーで、ものすごく速攻でした。
でもそこに至るまでの数年間、苦しんだのは老々介護の母でした。
「母を救いたい」と思ったのが、ホーム入居のきっかけでもありました。
私は在宅介護をしません。一切いたしません。
介護される父の姿をみて、母の姿をみて、心に決めていました。
実は、ホームヘルパー2級の資格も持っています。
十数年前に興味本位でとりました。 でも、これを生業にしようとは思いませんでしたし、今も思っていません。
やはり介護はプロに任せた方がいい。
老人ホームの問題は多々あるようですが、まだ入り口に立ったばかりなので、
実情はわかりません。そこはこれから長い付き合いになっていくのだろうな、と
思っています。
妻や子供が介護をするのが親孝行ってもんだろう、と言われても、私は違うと思います。
家族の介護には限界がある。
儒教の国の日本では、介護に関して、「罪悪感」が大きい。
介護と親孝行--いかにしてその罪悪感を減らすか、なくすかが課題だと思うのです。


親孝行か自己犠牲か、理想と現実の葛藤のドラマ。
老いた両親を持つ子供として介護とどう向き合い、どう取り組むべきなのか。
「優しさ」が「苦しさ」に変わる機微を捉えた本書が無理をせずに、
持続性ある介護のあるべき姿のヒントになると思います。
当代随一の本音コラムニストが、家族との関わり方について
独特の感性で認知症の父、母、姉と自分の家族のドラマを
笑いあり、涙あり、時に愛や憎しみもある実例として描きました。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いちねんせい

39
無料公開版にてありがたく読ませていただく。事情は違えど母親のことが重なる。病院や叔父が言った「娘だからやる、なんてない。あなたの生活が壊れても、誰も責任とってくれないよ!」に我にかえったことを思い出した。それでも近所の人や事情を知らない人は言うのだ、娘さんがいてくれると安心ね、お母さんのそばにいてあげてねと。もしこれから家族の介護や闘病を支える友人や知り合いに会っても、軽々しくそのようなことは言うまいと心に決めている。このような形でそして冗談をまじえながらも家族の現状を共有してくださった著者に感謝する。2020/04/12

りょう

12
介護しない、施設にお願いするといっても、こんなにたいへんで、たくさんのことをしてる、すごいわ。そして、これからの世代は親の介護の費用を負担してはいけない、もっと自分のことを考えろというのにも、とても納得。お金のことから、排泄のこと、いろんな手続きまで、あからさまに教えてくれる。あたしもやったけどーで、終わった人もあり、最中の人もありーお金次第でもあり、気持ちもあり、苦しいのがよくわかるわ。お疲れ様。妙な義務感に縛られずに合理的に判断するに100票!2020/08/10

抹茶モナカ

10
母親が脳梗塞でリハビリ中で、介護の本を、と思い、ブックオフで購入。後半の日記パートが読みづらい。というか、下の世話の話が多かった。現在、母親は自宅に戻る方向でリハビリ中だが、施設に入る可能性も、当然ある。施設に入所させても、いろいろあるのが、わかった。2022/11/11

ヒヨドリスキ

10
認知症のお父さんを施設に入れるまでのあれこれ。介護はしないと言い切る潮さんの勇気に拍手。でもお母様の奮闘を見ると相手が憎くなる前に預けるのが正解だなぁとしみじみ。そしてオムツしててもそんなに糞尿って漏れるもんなのか。幼児のオムツが取れつつある今、親のオムツ替えるのお互い気まずいし普通にキツいわ~。2020/08/15

クローバー

9
認知症が恐ろしすぎる。親に向き合う娘の立場と、配偶者の認知症に向き合う女性の立場、それぞれ非常に考えさせられた。頼れるものはどんどん頼った方がいいなと感じた。ただ、お金に関しては頭の痛いところ。著者は裕福で蓄えのある親だったから救われていた部分もあったのかな・・・と。2020/03/14

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