会長 島耕作(12)

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会長 島耕作(12)

  • 著者名:弘兼憲史【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 講談社(2019/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065170533

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内容説明

日本を代表する電機メーカー・テコットの会長となった島耕作は、電機業界のみならず、素粒子物理学の世界にも目を向ける。この分野で数多くのノーベル賞受賞者を輩出してきた日本には、最先端の巨大加速器「国際リニアコライダー」(ILC)の建設を誘致する動きがあった。島が聞くところによると、その実験装置によって、宇宙担当の謎、新しい粒子の存在、なぜ生命体や物質が存在するのかがわかるという。誘致先は岩手県。誘致が決定すれば、その地に国際的な研究者とその家族、関係する業者が集う一つの街ができる。問題は予算、コンセンサス、他分野の学者たちの理解を得られるか。うまくいかなければ、中国に建設地が流れるかもしれない――日本の未来のため、島が動き出す。シリーズ36周年を迎え、今も愛される国民的サラリーマン・サーガの最新刊は「理系」です!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

17
現実の出来事とリンクさせることの多い『島耕作』シリーズだが、今巻では国際リニアコライダー(ILC)誘致の問題を取り上げる。素粒子物理学の大革命が起こるかもしれないビッグプロジェクトを日本の岩手に誘致しようとするのだが、政官産学の反応はすこぶる鈍い。プロジェクトの難解さが一番の要因だが、日本誘致が頓挫すると次候補地は中国になると聞かされると「それはいかん。ぜひ誘致を成功させよう」と態度を一変させる。政界にある中韓アレルギーがよく理解できる描写だが、弘兼憲史に風刺の意図があるわけではないのが、なんとも危うい。2019/09/21

ニッキー

5
今回は、国際リニアコライダーを岩手県に誘致し、東京オリンピック、大阪万博の後の柱にしようと言う話。 以下に宮城県の公式サイトがあります。 https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/seisaku/miyagi-ilc.html2019/09/21

よし

3
島会長がILC(国際リニアコライダー)の実現に向けて協力するエピソード。実際の岩手・東北の取組や国の動きを下敷きにしているので興味深く読みました(岩手選出の国会議員に“三舞先生”のような方はいないと思いますが(笑))。国家的なプロジェクトの難しさやILCに賛成の人、反対の人、それぞれの意見に触れていて、勉強にもなりました。2019/10/14

Yanabod

3
ILCのことをこの本を読んで初めて知ったのでとても新鮮に感じた。島耕作シリーズもついに会長編が次巻で終わるとなると感慨深いものがある。2019/10/12

まーち

3
今回は、ILC誘致に関する内容。全く、知りませんでしたが、ちょっとググるとガンガン出てくるのですね。不勉強を恥じながら、現実の世界でどの様になるのか気になります。2019/09/21

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