うれしい おいしい はんぶんこ

著者名：宮野聡子

PHP研究所（2019/09発売）

• ISBN：9784569788814

内容説明

「上手に焼けたから、仲良しのうさぎさんに食べてもらいましょう！」りすの母さんは、パウンドケーキを「はんぶんこ」にして、うさぎの家に持っていきました。ところが、うさぎの家は留守だったので、手紙をおいていくことに。そして、ちょっぴり驚かせようと、自分の名前を書くところに「なかよしのともだちより」と書きました。うさぎの家族は、にんじんばたけから帰ると、パウンドケーキを見つけて大喜び。「なかよしのともだちより」という手紙を読んで、「いのししさんかしら？」と思ったうさぎは、お礼ににんじんゼリーを「はんぶんこ」にして持っていくことにしました。ところが……。美味しくできたから「仲良しの友達に半分おすそわけしよう」という喜びの共有。また、手紙の差出人に「なかよしのともだちより」と書いて、相手を楽しませようという思いやり。そんな優しさの連続が、最後に美味しい幸せを運んでくれる心温まるお話です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[くぅ]

最後にみんなでシチューを食べる絵が大好きになりました。ずーっとこのページを開きながらおままごとの道具も出して楽しんでいました。"にんじんとブロッコリーある！"、"おいしーなーって言ってる！"と絵を見ているだけで物語りが広がるみたい。（3歳2ヶ月）

2020/07/10

[たーちゃん]

美味しいお裾分けはみんなを幸せな気持ちにさせますね。息子はパクっと食べる真似をしていました。

2022/04/04

[ちみたんママ]

〈息子食いつき度〉★★★★☆〈私気に入り度〉★★★★☆ 「しんせつなともだち」のプリティバージョンと言った感じ。誰かの親切が自分の親切へと変わる、そんな素敵なお話です。スタンダードではあるけど、やっぱりこの手の話はわかりやすいし読後感がいい。5歳息子も終始コメントが絶えず楽しそうでした。

2021/06/06

[遠い日]

やさしさの連鎖は、みんなに嬉しさをもたらす。みんなが繋がって、もっともっと楽しくなる。おいしいもののおすそ分けって、どうしてこんなに温かいのでしょう。

2019/10/25

[あねさ～act3 今年1年間は積読本を無くす努力をしたいなぁ。←多分無理🤣]

オチはすぐわかった👍️ 「おいもをどうぞ」と全くおなじ流れ……。 個人的には、おいもの方が好きかな？

2019/09/03