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内容説明
「観光立国論」を提唱して訪日外国人観光客激増のきっかけをつくり、「所得倍増論」で最低賃金引き上げによる日本経済再生をとき、「生産性革命」によって日本企業と日本人の働き方の非合理性を指摘した論客が、ついに日本経済低迷の「主犯」に行きついた!その正体は、「中小企業」!これまで、日本経済の強みとされてきた零細、中小企業が、いかに生産性を下げているか、完璧なまでに論証する。そこから導かれる日本再生の道筋とは――。ついに出た、アトキンソン日本論の決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
96
日本人労働者のことを総称して「真面目で勤勉」と形容していることに違和感を覚える。「真面目で勤勉な労働者」が「世界でもっとも仕事が嫌いな国民」になるだろうか?しかもぶっちぎりのビリで。大企業なら社内教育が充実することは事実かもしれない。ただ会社がケツを叩かないと動かない労働者が、今までいた企業から放り出されたときに新しい技術に習熟することができるだろうか。自分がWeb業界で知り合った人たちは、言われなくても少ない給料の中で自腹を切って目一杯の自己投資をしている。そんな労働者は例外に属するのでは?2020/01/03
あすなろ
75
国は違うグラントデザインを描くべき。1964オリンピックイヤーから暗黙に連綿と続く構図に対し。それは中小企業礼賛思考だ。不良債権を追及したという著者の最新主張が書かれた本である。中国ゾンビ企業ではないが、それが日本の中小企業だという。確かにその主張から論じらる様々な視点には納得した。そして結論となるのであるがそうだ!と言い切れるか?それは今迄の成功体験からだと言い切れるか?悩ましいのである。但し、世界でも有数の数多い我が国の中小企業企業が少子化によりかつてない合従若しくは廃業の時代を迎えたのは分かっている2019/12/15
1959のコールマン
54
☆5。一応最後まで読めたが、内容はどっしり重い。文章は難しくない。むしろ噛んで含めるように細かく、これでもかこれでもかとばかりに繰り返し説明している。耳の痛い話ばかりが続くが、ここまで言われてしまうと、ぐうの音も出ない。いや、第7章までは何とか反論したヒトも、第8章の南海トラフには降参じゃないか。一応、希望を持たせるような終わり方をしているけど、私は著者が予想する最悪のシナリオ以上の事が起こりそうで怖い。ちょび髭オヤジ級の輩が現われたら今の日本はひとたまりも無いだろう。2019/10/11
おおたん
32
読み応えありました。エビデンスとロジックをもとに、災害や人口減少がもたらす国難にどう向かい合っていくのか?を教えてくれる本です。キーワードは、1964年体制、中小企業、災害、賃上げ、生産性向上。投資目線にも、経営者の心構えにも繋がる内容だと思います。◆明治維新より激しい変化◆賃上げから生産性向上へ◆企業規模=賃金◆中小企業の優遇◆イギリスが示すエビデンス◆中小企業の社長の失業率◆災害が衰退の引き金となるケースが少なくない。◆今読むと、コロナ、オリパラは、災害?のように感じます。ということは…2021/07/23
出世八五郎
31
第2の所得倍増計画。1964年の中小企業優遇政策体制以来、中小企業が爆発的に増えた。高度経済成長だからこそ雇用の受け皿として機能したが、人口減少時代においては中小企業の多さは有害でしかなく、統廃合して企業規模を増やし過当競争を緩め、最低賃金を上げることで少子高齢化社会の社会保障を支えられる。これは即始めなくてはいけない待ったなしの政策と著者は述べ、イギリスの成功例を提示して賃金上昇と中小企業統廃合は成功すると説く。2020/06/27
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