内容説明
これは、横濱で暮らす一人の『異能力者』の少女と、『掃除屋』達の物語
横濱――巷では表立ってはいないが『SIKTH=シックス』と呼ばれる異能力者達が確認され、事件が多発。
最近では行方不明者まで出ているという荒様だ。
そこには横濱の裏案件を「掃除」する元刑事を始め、蹴殺脳筋マシーンの男、カタコトの褐色ムスメ、詐称と女装が得意な美少年とそのメンヘラ保護者。
そんな癖の強い奴らが揃う街で、女子校生の城黒セカイは今日も普通に生きている。たとえ自身が異能のシックスだとしても……。
果たしてセカイが備える正しさは、この狂った世界の中で正しい武器となるのか、あるいは――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Junichi Yamaguchi
30
『一人で生きられるくらい強く』… 作家さんは有名なイラストレーターらしい。 なんかポップなアニメを読んでいるような錯覚をする。 シリーズ化しそうなので、能力者たちの今後も追いかけてみたい。。2019/10/18
ツバサ
11
ニリツさん好きなら読んで損はない。表紙、口絵、作中の間に挟まる絵だけでもお腹いっぱい。内容としてはニリツさんって、こういう作品が好きなんだなと思い、これからも活躍を期待したいイラストレーターです。2019/10/06
水無月冬弥
4
ニリツ先生(@Ann_NH)の #ラノベ 元々絵描きさんなだけに文は荒いけど、なんというかリアル感がある文章ですね、何より主人公のセカイのキャラがいい感じ、さりげなくトンデモない異能を得てしまったわけだけど、どう物語が動いていくのか楽しみです!2019/10/18
bluets8
4
イラストレーターのニリツさんの小説デビュー作。中二心とハードボイルドを程よくブレンドしたスタイリッシュ異能アクション。退廃的で危険な香りがする街・横濱の雰囲気が、性格きつめの釣り目女子のイラストがピカ一なニリツ先生の描く女性主人公にぴったりでとても良かった。2019/10/10
コロンブス
2
日常から非日常へと一歩目の足を踏み入れる少女の物語。後書きを読む限り、元々著者が同人誌で描いていたキャラクタを主人公兼ヒロインにした話なんだろうか。一巻丸々プロローグに費やしているから、大凡の世界観やキャラクタたちの個性は把握できたので、ここから先の展開次第では大いに化ける可能性も秘めていそう。硬派な雰囲気とコメディの差し込み方が、何処かアメリカのドラマを彷彿とさせる。2019/10/24