マンガの金字塔 恐竜くん 8

著者名：やまさき拓味【著】

グループ・ゼロ（2019/09発売）

• ISBN：9784253044585

内容説明

恐木竜二（おそれぎりゅうじ）、私立青葉学園高校一年。名門と呼ばれる水泳部に入部し、自由形の中学No.1である愛須とほぼ同等のタイムを叩き出す。その記録に興味を持った水泳部部長・山本とマネージャー・久城ひかるは、恐木の中学時代を調べるが、データが無い。それもそのはず、恐木はかつて、陸上部でハイジャンプの都代表選手だったのだ！　そんな彼が、何故水泳を志したのか……？　その2メートルを越える常識はずれの巨体と大喰い、さらに名前から「恐竜」と呼ばれることになった彼が、青春をかけてオリンピックを目指す水泳ロマン巨編！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[地下鉄パミュ]

更なる高みへ設備や技術が整った場所への移籍を断り仲間と学校を選んだ恐竜くんの甘さが心配されたが、学校の仲間たちの応援、水泳部の仲間たちの声援をパワーにしてライバルに勝負を挑む。少年誌らしい熱さと感動。ラストの勝負は手に汗握り力が入った。展開的には王道であったが、連載当時既に何本も作品を送り出していた作者のベテランの味のよう巧さが光った作品だったと思う。少年誌らしさプラス水泳の技術的な要素もしっかり描いた巧さは流石でした。人気がどうのとかは関係無く良い作品でした。恐竜くんの勝負の行方は？お確かめ下さい笑！

2023/09/18