内容説明
「このままでいいの?」
そんな迷いの中にあるとき、そっと寄り添ってくれる言葉があります。
ANAで初めて65歳定年まで空を飛び続け、航空業界の「レジェンド」といわれる大宅邦子さん。
「仕事の枠を超え、清潔な生き方を学んだ」と同僚や後輩たちが口をそろえる「伝説の客室乗務員」です。
2018年11月のラストフライトを終えた大宅さんを出迎えたのは、100名をゆうに超えた同僚たちの祝福の涙。その様子が航空経済紙の記事になり話題を集めました。
なぜ、それほどまでに多くの同僚たちが集まったか。そこには、大宅さんの45年間にわたるCAとして、ひとりの女性としての生き様へのたくさんの共感がありました。
「機内でこそ、熱くて美味しい日本茶をお出ししましょう」
「通路では、トレイを持ってゆっくり歩いてね」
「欲しいものではなく、必要なものを買いましょうね」
「経験はかさばらない。自分を成長させる時間の使い方をしてね」
国際線ファーストクラスに乗務し、一流のお客様へのおもてなしを提供する一方で、8000人のCAたちに背中で伝えてきた、
「地に足をつけ、普段のあたりまえをていねいに、長く続けることの尊さと、そのための小さな工夫」。
「やさしい気持ちになれた」「静かに心に響いてくる」と評判の言葉たちを集めた1冊は、
転職、子育て、人間関係の小さな行き違いなど、人生のさまざまな場面で思い出したいフレーズがたくさんです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もりやまたけよし
27
タイトルと新聞広告で購入。ANAのCAで45年勤めるたかたのエッセイ集だ。派手に見える職場でも地道な積み重ねが一番大事なようですね。退職後もイキイキするコツがもう少し欲しかったです。2019/09/26
akiᵕ̈
19
20歳から65歳までANAのCAをされていた著者。当たり前の毎日を、大切に積み重ねていくことこそ、人生を味わい尽くす秘訣ではないかという言葉は、まさしく同感でした!人生の大部分にあたる45年間を、同じ一つの職をコツコツ続け、変わらない中にも小さな変化を積み上げて、自分の歩んできた道を淡々と歩んできている姿勢は、こうありたい!と思えるステキな生き方そのものでした。穏やかな中にも揺るがない筋が1本通った、たおやかなお人柄を感じました。素敵な言葉と生き方が詰まった1冊です!2019/08/16
さけちゃん
10
隣の芝生は青く見えるけど、自分の選んだ道。毎日を整えて、変わらない毎日を過ごすことの大切さ、ありがたみを教えてもらった。心が苦しくなったときにまた開きたい一冊。誰に対しても年下年上関係なしに、接する人への思いやりも忘れないようにしたいな。2020/03/11
kama89
5
著者の人柄を感じられる一冊でした。[選ばなかった方は忘れなさい。][全ていっとき]何とも素敵な方なのでしょう。強くも優しい素敵な女性ですね。2020/06/14
いちご大福
5
65歳まで現役のCAとして働き続けた著者を尊敬します。接客についても生き方についても真似したいと思えることがたくさんあり、とても勉強になりました。2020/05/25
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