出版社内容情報
絵本(幼小)
雨の降る暮れ方にどこからともなく現れた美しい女。貧しい若者は女と結ばれて…不思議でせつない物語を,魅力あふれる語りと絵で。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
40
雨の日に出逢い、生活を共にするようになった若い二人。貧しくて大変な思いをさせるかもしれないからと断る謙虚な若者に対し、それでもいいという娘さんの健気さが奥ゆかしい。だが、別れは突然、やってきてしまい・・・。片山健氏が手掛け、お嫁さんが正体を現すきっかけにもなった椿の絵は、まるで迫りくるような椿で読者も見惚れてしまう。でも別れの時に息子に「(人の子として生まれたのだから)狐の子と言われるような事は決してしてはいけない」と諭したり、田植えは必ずしたりする姿は本当に父子共に愛していたんだなと分かり、余計に切ない2026/04/01
chiaki
38
寝る前読み聞かせ。雨降る夜、一人暮らしの貧乏な男の元に、旅の者と名乗る若い女が泊まることに。よく働き、家事をこなすその女は一向に旅立つ様子もなく、嫁にしてくれと頼み、やがて"ててっこうじ"を授かる。とっつぁが田んぼに行ったその時、ふと機織りの手を休めて見た椿の花ざかり。その光景に見とれているかかを見たててっこうじは、かかのある姿に気づく…。これはあまりに切ない。かかの子守唄に目頭が熱くなる。かかはたった一人のかかであり女房なのに…。「とととおまえがまめなよに かかがまもってやるすけに」いちごさけたどっぺん2021/01/28
gtn
31
夫はショックはあるものの、妻に居て欲しかった。なのに出ていってしまった。妻の出自の悲しみはそれほど深い。2020/10/21
Lesen
24
雨の降る晩、男の後を付いてくるものがあった。振り向くと若い女だった。今夜泊めてもらおうと付いて来たのだった。やがて二人は、夫婦になった。子を想う親の気持ちが現れてますね。椿のページが圧巻です。見惚れてしまうのも分かる。切なく、愛おしく、温かい物語。2015/07/30
どあら
20
片山健さんの椿の絵は素晴らしいです。しっぽが出ちゃうのも頷けます。2014/03/28
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