内容説明
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大人も子どもも、それ以外も、「考えすぎちゃう」すべての人へ――。「自由って何?」「子どもに優しくできないよ」「あれは人生の無駄?」「他人のストローの袋が気になる」「明日、すごいやる気を出す方法」等々。絵本作家ヨシタケシンスケの、読むとクスッとしてホッとしてちょっとイラッとする、スケッチ解説エッセイ! 新感覚。楽しくて、グッとくるイラスト、100点以上、収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
607
ヨシタケ シンスケは、新作をコンスタントに読んでいる絵本作家です。著者、初のイラスト付きエッセイ集、どちらかと言うとおじさん向きです。著者が、そんなに頻繁に講演をしているとは思いませんでした。 面白くなくはないですが、絵本の方が良いかも知れません。 https://www.shinchosha.co.jp/book/352451/2019/04/03
ヴェネツィア
565
ヨシタケシンスケのエッセイ。挿絵入り。3章構成で、第1章が「ついつい考えちゃう」、第2章は「父だから考えちゃう」で主に自分の子どものことを、そして第3章の「ねむくなるまで考えちゃう」では、より深く考えた(と著者が言っている)もの。ヨシタケシンスケの思考のパターンがわかってきてしまったのか、驚きや感心するようなものはない。いわば、あたりまえのことをあたりまえに考えているのだ。ただし、人は一般にこんな風にことあるごとに考え込んだりはしないだろう。そこは考えるプロフェッショナルのヨシタケシンスケ。⇒2025/04/21
zero1
537
考えるから人なんだ。でもヨシタケ流の妄想は哲学的で一味違う。深くて【捻って】いる。「ご自由にお使いください」は【人が自由】なことを再認識させてくれる(後述)。【明日やるよ。すごくやるよ】は単なる逃避ではない。【今しかないのに、やさしくできない】は多くの人が感じているはず。【孤独は役に立つ】とか【イライラ健康法】は独特。【謙虚さを保つクリーム】は私も欲しい!【つまらない思考こそ人間の証】は「りんごかもしれない」で証明。ただ【利き腕の爪は切りにくい】や【ボクはあやつり人形】は疑問あり(後述)。何度も読みたい。2021/07/08
きみたけ
485
・読んでてふっと脱力できる本 ・ヨシタケさんの観察眼と想像力、洞察力に脱帽2020/07/02
ウッディ
466
変なところに引っ掛かり、色々と考えてしまう自称「面倒くさい人」のヨシタケさん。同じ内容をエッセイで読んだり、居酒屋で話されたりすると、鬱陶しくって、イライラしそうな内容も、イラストで示されると、受け入れてしまう。使い終わったストローの袋をきちんと折りたたんでしまう自分も少し面倒くさいヨシタケさん側の人間かもしれない。「ぼくはあやつり人形。誰かあやつってくれないかな」や「いくつになっても、あの頃の自分の見方で、理解者でいてあげたい」など、人や人生の本質をサラッと語ってしまう彼の本から目が離せない。2021/08/17