1493 入門世界史

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1493 入門世界史

  • ISBN:9784751528709

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内容説明

世界史が、ぐっとおもしろくなる異色の歴史入門書!800ページ超の大著ながら、世界的ベストセラーとなった1493 世界を変えた大陸間の「交換」』(紀伊國屋書店刊)を、若い世代に向けて、わかりやすく、コンパクトに編みなおしたものです。1492年のコロンブスのアメリカ到達によって、世界はどう変わったのか?さまざまな思惑によって、人とモノが行き交い、世界がつながっていく様子を、ダイナミックにたどります。グローバル社会を生きる上で、知っておきたいことがたっぷりつまった1冊です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

futabakouji2

7
これは知らなかったことをわかりやすく書かれている。知ったことは何故アフリカ人が奴隷と長く輸入されたのかということ。ヨーロッパからの奉公人と先住民はマラリアに対すする抵抗力がない。失った人材を埋め合わせるために、アフリカ人を労働力として輸入する。で、奴隷となったアフリカ人は無力ではなく、逃走して各地で先住民と組んで共同体を作った。また、ジャガイモが新大陸では多くの種があるけど、ヨーロッパでは少数の種しかいないため、抵抗力が少ない。ある特定の種を食べるために、適応した動物には弱い。勉強になった。2019/06/28

マカロニ マカロン

5
個人の感想です:A-。1492年にコロンブス(クリストバル・コロン)が新大陸を発見した後、「コロンブス交換」と呼ばれる「長年隔絶されていた(旧大陸)生態系と(新大陸)生態系とが突然出会い、混ざり合った」過程とその後の変動結果が世界を激変させた。「コロンブスがもたらしたのは”新世界”の発見というよりも、むしろ、わたしたちが今生きている《現代》の形成だったのだ」という視点で新旧大陸の混じり合いによって病原菌が巻き起こすパンデミック、ジャガイモ、トウモロコシなどの植物が世界伝播され人口の急増が可能となった。2019/11/30

yyrn

5
本編とこちらの簡略版の両方を読みましたが、811ページの本編を読むことをおススメします。豊富な図版が時代の理解に大いに役立つし、カットされた多くの情報が読み手の想像力をもっと刺激してくれるはず。粗筋だけじゃ味わえない人間の欲の深さや愚かさがまるで大河ドラマをみているようです。2017/10/03

がんぞ

3
コロンブスは最初に北米大陸に到達したヨーロッパ人ではなかったし、彼の植民は失敗して元乗員はどのように消えたかも不明なままだが大西洋を越えた〈コロンブス交換〉は第3五百年紀と第4をくっきりと分かつ。スペイン王家は原住民のキリスト教化を図って現地での略奪を禁止したが、ピサロの残虐行為よりも、独自の文明システムを壊滅させたのは伝染病とそれを媒介する蚊の増殖だった/ヨーロッパでたちまち流行したタバコの産地として利用された土地を荒廃し、そこに放牧が行われ、現住民人口は激減…代わってアフリカから黒人奴隷輸入、砂糖生産2022/04/15

メデスキ

3
コロンブス交換(コロンブスが新大陸へ渡り、渡し、また持ち帰ってきたもの)について。入門世界史とは言うものの、雑学膨らむ内容。たとえばアイルランド飢饉って事象は知ってても、畑の作り方やらジャガイモは一種だけだったとか、んなことは知らんかったね。これ、もしかしてゴムもやべえんじゃねえの?と思ったら、他の本でヤバいらしいことを知り、ちょっとニンマリしますた。

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