内容説明
好評の第1句集「なめくじら」の続編。書名の由来は「ほんの一つまみの塩を振り掛けられただけで、すーっと縮んでしまう程度の句」という著者の謙遜から生まれた。ところが読み進めるほどに、全編に漂う諧謔とユーモア、老いの現在地を自覚するペーソスが読者の胸奥にすーっと入ってきて感動を誘い、消えるどころか自然と「なめくじら」ワールドにはまってしまう不思議な魅力を持つ。易しい言葉が選択され、難解な表現も用いられていないため、誰もが川柳の醍醐味を味わえる1冊。
「暮しの章 そのⅡ」「世相の章 そのⅡ」「くすぐりの章 そのⅡ」の3章構成。
《お茶飲んでムセるとこから老いが来る》
《来たる年こそはこそはでもう傘寿》
《苦が続きちょっとの間だけ楽が来る》
《トイレから漏れてホントになる人事》
《ああ愉快イケメンだって歳をとる》
《カナヅチの散骨海はやめてくれ》
《新品のマスク外してクシャミする》
目次
暮しの章(そのⅡ)
世相の章(そのⅡ)
くすぐりの章(そのⅡ)
あとがき
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