角川新書<br> ラグビー知的観戦のすすめ

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角川新書
ラグビー知的観戦のすすめ

  • 著者名:廣瀬俊朗【著者】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • KADOKAWA(2019/09発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040823195

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内容説明

「ルールが複雑」というイメージの根強いラグビー。試合観戦の際、勝負のポイントを見極めるにはどうすればよいのか。ポジションの特徴や、競技に通底する道徳や歴史とは? 日本初開催となるW杯をとことん楽しむために元日本代表主将が説く、観戦術の決定版!

<目次>
はじめに

第1章 ラグビーをやっているのは、こんな人たちだ
     ~各ポジションのキャラクターがわかればラグビー理解がグンと深くなる~

第2章 ラグビーはこう見ると、よくわかる!
なぜパスを放るのか
なぜキックを蹴るのか
なぜ1対1はビッグチャンスにつながるのか
タックルのあと、グラウンドでは何が起こっているのか
ボール争奪の原則
密集戦の反則はどういうときに起こるのか
ブレイクダウンのもうひとつの見方
中世からの伝統を受け継ぐ「セットプレー」
スクラムとラインアウトのどちらがアタックを仕掛けやすいか

第3章 「世紀の祭典」ワールドカップと、世界ラグビーの勢力図
ラグビーを生んだフットボール
カップ戦の誕生
アマチュアリズムとプロフェッショナリズム
加速度的に成長したラグビー・ワールドカップ
ラグビーの代表選手資格(エリジビリティ)はなぜ国籍だけではないのか
南半球がワールドカップで強い理由
地元開催のワールドカップで、日本代表に期待するもの
ジャパンのライバルたち(アイルランド、スコットランド、ロシア、サモア) ほか

第4章 僕がラグビーを大好きな理由
ラグビー最大の魅力は「多様性」
ラグビーが教えてくれた「議論する」文化
代表チームのキャプテンであることの重圧と喜びを越えて
僕にとってのラグビーは「多面体」である
みんなで「アンセム(国歌)」を歌ってワールドカップを盛り上げよう! ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

66
著者の言う「ラグビー文化」に同感する。2015年日本が南アフリカに勝ち喜びを爆発させた時、南アフリカの選手たちは笑顔で握手をして「おめでとう」と言った。レフェリーに高圧的な態度をとる選手はなく試合中もネゴシエートする。生身の身体をぶつけ合う競技であり一歩間違えば生命にかかわるだけにラグビー憲章の根本的理念で最初は「品性」である。多様性・多国籍性・自他の精神はそのまま社会に水平展開できる。著者の取り組むスクラムユニゾンも素晴らしい。世界のチームの国家またはラグビーアンセムを歌うための歌詞が巻末に載っている。2019/10/27

forest rise field

36
ドラマノーサイドゲームに出演のトキワ自動車アストロズの浜畑が書いた本だ! ラグビーW杯に影響されたのも大きい。 ラグビーは元々好きでルールもよく分からないまま観てたが、この本を読んで、少しはルールも頭に入ったかな。15人それぞれのポジションの役割も分かりやすくまとめられていた。また、日本開催W杯を機会にホスト国ならでわの活動が印象に残った。参加各国の国家やアンセムを覚えてスタジアムで皆で歌おうという取り組みなど。2019/10/23

下町ロコモーティブ

21
*「ノーサイド・ゲーム」を見て愛想の無い役者だなと思った事を謝ります。前回ラグビー・ワールドカップで直前まで主将でありながら本番で外された廣瀬氏の本です。普通なら腐ってもおかしくない境遇なのに、その後、TV出演をしたり著作を出したり今回のRWC大成功に側面から全力を尽くしました。”結婚するならフロントロー”、”親分にするなら第三列”、”学究委員にするならハーフ団”などとのポジション説明は面白かったです。ラグビーを心から愛する著者の一生懸命さに感銘し改めてラグビーファンになりました。2020/01/04

緋莢

18
元日本代表で、キャプテンをつとめた事もある著者が、ラグビーの基本的な事、ポジションやルール等について触れ、これを観戦するための楽しみ、そして、素晴らしさについて書いています。「結婚するならフロントフロー」、「親分にするなら第3列」、「アイドルにするならウイング」等 各ポジションの特性を分かりやすく紹介、ラグビーの試合中のパス、キック、さらにはスクラムとラインアウトのどちらがアタックを仕掛けやすいか等も書かれています(続く2019/12/16

速読おやじ

15
アストロズの浜畑さん、いや元日本代表の廣瀬さんが書いたラグビー観戦入門書のようなもの。ワールドカップ始まる前に読んでおけば良かった。非常にわかりやすい説明で、これでラグビー観戦が更に面白くなること間違いなし!高校時代からずっとキャプテンを務めてこられたリーダーシップの考え方も参考になるし、エディージョーンズにキャプテンを外された時のことなど、必ずしも順風満帆でなかったことなども共感持てる。ラグビーを心の底から愛しているのも分かるなあ。引用されていたラグビー憲章がまたいい。これは組織論にも繋がります^_^2019/10/18

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