コミュニティ難民のススメ ―表現と仕事のハザマにあること―

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コミュニティ難民のススメ ―表現と仕事のハザマにあること―

  • 著者名:アサダワタル
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 木楽舎(2019/08発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784863240803

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内容説明

彷徨って生きる、これからの人生の歩き方!

「住み開き」から、「コミュニティ難民」へ。

プライベートな空間である家に、パブリックな機能を持たせる住まい方(自分の蔵書と書斎を、週末だけ図書館として地域の人に解放したり)を「住み開き」という言葉で切り取った、アサダワタル氏が、今回は「表現(≒プライベート)」と「仕事(≒パブリック)」の間を彷徨って生きる、6人の人生の歩き方をコンパイル。
自問自答しながらも、枠組みを飛び越え、楽しく暮らす彼ら(と自分自身)の生き方を、アサダ氏は「コミュニティ難民」と名付け、現代の新たな道標として描き出した意欲作です。
内田樹氏や梅原猛氏らとの共著でも知られる、宗教学者・僧侶の釈徹宗氏との対談も収録!

こみゅにてぃ- なんみん【コミュニティ難民】 名
個人の生産活動において、特定の分野のコミュニティに重点的に属さず、同時に表現手段も拡散させることで、新たな社会との実践的な関わりを生み出す人々。
たとえば、こんなコミュニティ難民……。
例1 銀行員であり、地域ファシリテーターであり、クリエイターが集まる大学の客員教授であり……。
例2 一級建築士であり、ラジオ番組の企画・制作者であり、雑誌編集委員であり……。
例3 DJであり、イベントプロデューサーであり、旅館当主であり……。
例4 職業訓練センターの職員であり、アートイベントの主催者であり、コミュニティサロン主宰であり……。
例5 ミュージシャンであり、NPO法人理事であり、ホームヘルパー2級であり……、現役大学院生であり……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

22
コミュ難民(CR):個人生産活動で特定分野のコミュに重点的に属さず、表現手段も拡散させることで、新社会との実践的な関わりを生み出す人(32頁)。本と寄り添う宿(121頁~)。日常再編集:日常に溢れているが、他人が創作・編集した 文化素材を再整理し、日常の無編集さを保持し、コト的媒体に纏め上げる(202頁)。 CRは社会から退きこもる。森へ行くということ(252頁)。居場所を求めて共有したり。イマイチ、私よりも下の世代の活動には わからなさが残ったが、揺れる時代の反映なのかもしれない。’13年初出。 2015/04/19

たんたん麺

10
いい本!2015/01/14

Nobuko Hashimoto

7
専門的な知識やスキルを活かしていくつもの仕事やプロジェクトを手掛けながら、しかしどの業界、会社、分野にも定住(専属)しない人たちのもつ可能性と、「で、一体何屋さん?」と訊かれるアウトサイダー感、不安定さ、不安感(アイデンティティの揺らぎ)に向き合い、考察する本。自分がどう生きたいかから逆算して、自分が生きやすいように自分に仕事を合わせていく働き方、細分化した各コミュニティをつないで再構築するという役割を担う生き方にエールを送る本である。2016/03/01

近江マイコ

5
友人が熱くお薦めしていたので読んだ。こういう生き方(=働き方)もあるんだって知れたことで、世界の見方の幅が少し広がったし、創作のヒントにもなった。あと、それは慰めと言うか、自信と言うか、何か安心にも繋がった。2015/01/31

まゆまゆ

4
自分のやりたいことを考えたとき、一つの職業分野だけで達成できるのは稀である。結果として複数のコミュニティに属することになるも、自分の本来のホームとの境界があいまいになって、どこに属しているのかわからなくなるほどになっている人のことをコミュニティ難民と呼ぶ。こんな生き方もできるという紹介だが、実践には勇気がいるなぁ…2015/02/03

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