内容説明
チョコレート工場のタンクに落ちた女性――巨大な刃に刻まれて足の先しか見つからない (「あなたの死因はあまりにも」収録)
鈴木呂亜、衝撃の都市伝説シリーズ第3弾!
不思議で奇怪な事件を求めて渡り歩く蒐集家・鈴木呂亜のシリーズ第3弾!「車が故障するのは、エンパイア・ステート・ビルの異常な電波が原因!?」「空を埋め尽くす蠅の群れは政府がつくった生物兵器?」「1933年の絵画にスマホが描かれている!」など米国各地の奇譚を選り抜いた〈アメリカ横断怪奇ツアー〉、煙突にはまったまま下から火が…、チョコレートタンクに落ちて巨大な刃に…など身の毛もよだつ死に様をまとめた〈あなたの死因はあまりにも〉、ロンドン大にある呪いの絵画、香港中文大の幽霊譚など世界の大学に伝わる噂〈その大学はあまりにも〉ほか収録。想像を超える不思議が世界中に広がっていることを貴方は知る。
著者について
自称「奇妙な噂の愛好者」。某都市でサラリーマンとして働くかたわら、国内外の都市伝説や奇妙な事件を集め、自らもひそかに取材に勤しんでいる。
黒木あるじ氏の推薦により抜擢。ちなみに鈴木呂亜という名前は、日本で一番ありきたりな苗字の「鈴木」と、都市伝説を意味する「ロア」を組み合わせたペンネームで、本名や生年月日、年齢などのプロフィールは一切が非公表になっている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
59
鈴木呂亜、恐るべし。アメリカ横断、各州で拾い集めた土地の伝承・噂話などを開陳してくれた書籍。ほとんど初見の話ばかりで実に興味深い。モスマンなどの著名な伝説はほぼ(意図的に?)排除されているのもプロフェッショナリズムを感じる。歴史は浅い国なのに、土地毎に様々な(それもおぞましい)伝承があるなんて、アメリカはやっぱり広いんだなぁ。凄く楽しめた。2020/12/07
澤水月
17
原則アメリカ中心の「噂」収集漫遊記。日本は学校の怪談といえば小中高だがアメリカでは大学が舞台多いなど興味深い。大学の噂は他国でも多く、香港中文大学の2話は文化性感じさせ胸に残る。ハワイにはその名もノッペラボー!ワイオミングの人体部品による創造者などなど。1pでいいのでアメリカの州だけわかる白地図欲しかった2019/09/12
奈良 楓
13
【○】今回はアメリカのフォークロアが中心。奇病「メクリティス」が強烈。2019/09/20
eyemu
11
アメリカ横断都市伝説みたいな感じでした。 大好きな噂を検証に現地まで飛んだ・・・みたいな感じ。 なんとも羨ましい。 ただ。 多分、私は海外の話よりも、日本の身近な噂話の方が好きなんだな・・・と、改めて思った。2024/07/11
qoop
8
いわゆる都市伝説に詳しいとはいえないため、本書収録の各話がどれほど云い古されたものか、新奇さのあるものかは分からない。怪談の場合、類話が多くても書き手の工夫次第で読ませる話になるが、こちら方面はそれが難しそう。この辺りは案外大きな違いではないだろうか。今回の趣向「アメリカ横断怪奇ツアー」は興味深かった。wikiなどを開いて各州の地勢などを参照しながら読むのも一興だったろう。2019/08/31
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