内容説明
『NHK俳句』テキストの人気連載「ひぐらし先生の俳句指南」が、書き下ろし「句会」「吟行」編を加えて一冊に。「リズム」「てにをは」「外来語の使い方」「色の詠み方」「感情表現」など俳句の基本24項目を、主人公・もずく君とひぐらし先生のほのぼのとした俳句問答に学ぶ。上達のヒントが満載!
*本書は「NHK俳句」2017年4月号から2019年3月号に掲載された「ひぐらし先生の俳句指南」に書き下ろしを加え、まとめたものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
21
図書館本。『NHK俳句』連載に、句会編、吟行編の書き下ろしを加えたもの。<先生と弟子の問答による物語仕立ての俳句入門書>と帯にあるように山吹もずくが、俳人のひぐらし先生に弟子入り、俳句について様々なことを教わっていきます。歳時記は何を選べばいいか、切れ字、取り合わせ、外来語の使い方など読みながら、なるほどな、と思う所多数でした。著者は本田『ほしとんで』という俳句漫画の監修もしており、そちらも俳句初心者の話なので この作品に興味を持った方は是非!2020/04/19
dowalf
9
俳句の道を志した青年、もずく君が、師匠のひぐらし先生に教えを受けながら読者と一緒に俳句のなんたるかを学んでいく俳句入門書。俳句って、わずか17音の中に風景も心情もぐっと濃縮して詠み込まれており、見た目よりずっと難しい存在だと思います。でも、詠めるようになりたい。もずく君を見習って、諦めず楽しんで学んでいきたいです。2023/02/09
ぽけっとももんが
8
図書館新着本。残念ながらどう捻ってもわたしから俳句は出てこないらしい。でも鑑賞するのは好きだ。初心者のもずくくんが美味しいもので師匠を籠絡し押しかけ弟子になる。その料理は美味しそうだし、師匠の説明はわかりやすいし、たくさん紹介される句は好きなものやぴんとこないものなどいろいろあって楽しい。2019/11/19
量甘
7
ひぐらし先生と弟子のもずく君との俳句談義から俳句の基礎が学べる俳句入門書。季語になっている旬の食材を使った料理を二人で囲む場面がとても楽しい。それにしても、もずく君はお料理上手…。もずく君の料理を食べたくなりました。2019/11/08
てくてく
6
押しかけ弟子とその俳句の先生とのやりとりが面白い俳句入門本。テーマごとの説明が優しくていい感じ。ただ、前の桜木杏さんの俳句入門でも思ったのだが、恋愛要素はいらない気がする。2020/05/21