内容説明
年間の財政赤字が税収を上回り、デフレ状態は20年も続いている。先進国とは言い難い国民1人当たりのGDP、地方都市の医師不足、毎年3万人を超える自殺者……日本という国は確実に衰退している。その原因は情緒的で「優しい」という国民性にある。本書では、国際競争力を備えた戦略的な国民を育てるために、日本が今後100年間に行うべき具体的な社会システム改革を提唱する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハザマー
1
頭が良い人なんだろうが、机上の感じが否めない。2014/09/12
ハンギ
0
東大教授が書いた本。理系の人みたいだけど、問題意識は的確だと思う。東大を批判してるけれど、東大ってこういう思想だよな、という部分はわりと感じられた。一言で言えば国家主義者。あまり共産主義と違いがみられなかった。思想的に見ればちぐはぐで、政策を組み合わせただけだけど、勉強にはなります。零細農家や漁師から土地、漁業権を取り上げるという発想は面白いが、この人は何もわかってないんだなあと実感した。基本的に慣習の概念がわかっていないかも。甘えを許さないのは結構だけど、それを一方的に国民に強いるのは如何なものか。。2012/05/24