内容説明
14歳の少女スージーは、レイプされたうえに殺害された。突然、彼女を失った悲しみゆえに崩壊してゆく家族。そんな家族のすぐ近くでのうのうと暮らしつづける犯人の男。そして成長するにつれ、あこがれの体験をしていく友人や妹。そのすべてを、スージーは天国からせつなく見つめつづけていた―なんでも願いが叶う天国にいても、いちばんの願いは叶わない。それは、家族のそばにいたい、ということ。これは新しい青春小説であり、恋愛小説であり、家族小説だ。
著者等紹介
シーボルト,アリス[シーボルト,アリス][Sebold,Alice]
1962年アメリカ・ウィスコンシン州生まれ。シラキュース大学卒業後、ヒューストン大学・カリフォルニア大学大学院で学ぶ。そのあいだにも、さまざまな職につきながら作家を目指して小説を書きつづけていた。1999年、大学生のときにレイプされた体験を赤裸々に描いたノンフィクション「ラッキー」(アーティストハウス)で衝撃のデビューを果たす
イシイシノブ[イシイシノブ]
上智大学比較文化学科卒業後、洋画配給会社に勤務。その後、翻訳活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ぐうぐう
6
映画を観て、物足りなさや腑に落ちない点があり、それを補完、または修正する意味で原作を読んでみた。物足りなさは若干補足できた気がする。そうか、映画は実にコンパクトにまとめられた物語だったのだなぁ。家族の再生を描いたストーリーであるはずなのに、その家族のドラマが希薄だった映画と比べると、映画ではカットされた、そのあとに続く何年にも渡る原作のエピソードにこそ、家族のドラマがあったのだ。(つづく)2010/02/21
ゆうと
4
完全なファンタジーかと思ったら実は違っていてびっくりした。少女が死ぬことで始まる物語。誰もかもが傷を負い、その痛みを背負って生きていく。ハッピーエンドではないけれど、どこかで心に響く本。2010/03/13
zzz
3
スージーを亡くした家族が悲しみに暮れている姿が様々な形で描写されていますが、それよりも印象深かったのは物語後半の家族の喜びの中での弟とスージーのシーン。たとえその姿がなくなってしまってもいつまでも家族の一員なんだということが伝わってきました。前半に比べて後半のストーリーは不思議な感じが混ざっていて少し戸惑いましたが、年月が経っても人の心にある誰かを想うという気持ちは無くならないということなのかなと。それが生きている人間でもそうじゃなくても。個人的には脇役のハルが好きです。2010/11/24
ラルフ
2
(;´∩`)ウーン…想像してた感じじゃなかったも。映画観る前に読むべきでは無かったか?(笑)でも、やっぱ映画は見に行くけどね(v*'ω')v2010/01/18
kyoko
1
著者もレイプ体験者だったとはビックリしました。14歳の少女・ス-ジ-が天国から愛する家族や友達を見守る物語。ス-ジ-って良い子だな。犯人が許せない!!2010/04/14