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内容説明
第二次石油ショックを経て、経済効率において世界のトップに進み出た瞬間から、我が国は指標とすべき「先進国モデル」のない、海図のない時代へと突入した。これは構造的また心性的に、劇的な地殻変動である。この時期に当って日本歴史を見直し、日本人の智恵と活力を再発見し、現代の日本人として生きていく目安、勘所を模索して出した答案が本書である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
25
やや論理性を感じない部分はありますが、書いている話は至極真っ当であると思います。責任回避をしながら、建前に理論構成して本質を変化させていくという手法は世間でもよくある話だと感じました。2023/02/27
がんぞ
1
解説を星新一が書いているのに感動。日本人の「天皇陛下を中心としたメンタリティー」を上下層の合意形成に有利ととらえている。それは明治維新富国強兵で不平等条約改正まではうまくいったが、ポーツマス条約反対暴動の頃からポピュリズムが政治の錯誤を生じ普通選挙実施で最低になり、強気のマスコミに煽られた結果、支那戦線が泥沼化しても景気は良くなったので戦争は支持され、勝ち目の無い対米開戦にいたった、という史観。ちょっと単純だが、近年横行の脱・自虐史観のハシリだが2013/06/12