燈火 風の盆

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燈火 風の盆

  • 著者名:豊田美加【著】
  • 価格 ¥1,683(本体¥1,530)
  • 小学館(2019/08発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
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  • ISBN:9784093865449

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内容説明

「おわら風の盆」を舞台に紡ぐ切ない恋物語。

富山県八尾町では毎年9月1日から三日三晩、山から吹き下ろす風を鎮め、五穀豊穣を願い、彼岸に旅立った人たちを供養するために、「おわら節」を唄い、奏で、踊る。この「おわら風の盆」を舞台に、愛する人を失った男と女の切ない恋物語。「おわら風の盆」に惚れる東京の写真学校生の裕太(白石隼也)は八尾の和紙工房の一人娘・珠美(大野いと)と恋に落ちるが、不慮の事故で帰らぬ人に。喪失感から抜け出すことのできない珠美がふとしたきっかけで曾祖母の悲恋とその後の人生を知り、ようやく前向きに歩み始める。八尾の伝統芸能や工芸を織り混ぜながら過去と現在が交錯しながら進行する切なくも美しい純愛小説。監督・坂下正尚、脚本・荒木敏子、坂下正尚で映画化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

41
私が風の盆に興味を持ったのは高橋治さんの小説からでした。いつか現地にと思いつつ、風の盆の時期ではない夏の初めに訪れました。その時には知識不足だったと今になって残念に思えくらい風の盆の地は魅力たっぷりだと教えてくれる本でした。元花街だった鏡町、風雅な佇まいの諏訪町遠り、禅寺橋から返り見る八尾の町。エンナカの水音を聴き、風の盆の夜流しをじっくりとみながら珠美と裕太、チエと信二の美しい恋路をなぞりたい。町中が彫刻の美術館という井波にも訪れたいです。2組の切なくも儚い恋と風の盆の幽玄さが合わさった素敵な本でした。2019/10/24

としき

3
どうしても高橋治の「風の盆恋唄」を想像してしまう。ドラマの脚本のように読みやすかったが、余りにも出来過ぎのストーリーでちょっとがっかりもした。風の盆と言えばどうしても夏の終わりを思い浮かべるが、小雪舞い散る冬の八尾や井波も行ってみたい。2019/11/25

youe

2
富山県のお祭りを舞台にした物語。とにかく情景が非常に美しい(美しそうな)お話でした。これは映像で観たい気がしますね。2019/11/16

よちゆし

0
映画のノベライズを思って読めば、「映像的にはきれいだろうな」とは思うが、本を読んだだけだとちょっと物足りないのではないかと感じた。主人公と思しき彼が早々に死んでしまってこの後どうなるの?と思ってたけれど、まあ、それなり。2020/03/07

ムーの木

0
ドラマのように読めた 2019/10/29

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