内容説明
大スターとお見合い!? 安定した将来のために傭兵団を辞めるのか!? ウィラードの運命は?
傭兵団同士の抗争に勝利し、ビムラの最大手にまで登りつめた山猫傭兵団。
それは業界内の勢力図が大きく塗り替わり、大きな注目が集まることを意味していた。
団員たちの生活向上のため、密かに商工ギルドに属さない商売を始めたウィラード。
しかし、傭兵が自分たちの既得権益に侵食してくることを権力者たちが許すはずがなかった。
ビムラ中央会議議長、エルツマイユが選んだ方法はそれを潰すことではなく懐柔。
「本日はそちらのウィラード・シャマリ殿に、おめでたいお話をお持ちいたしました」
長老会からの使者によって持ち込まれた縁談。
それは団員たちを巻き込んでの大騒ぎを呼び起こす。
なぜなら、結婚相手として選ばれたのが……。
上宮 将徳(ウエノミヤマサノリ):関西地方在住。本作にてデビュー。
望月 朔(モチヅキサク):愛知県在住のイラストレーター。
ライトノベルやゲーム関連の作画を中心に活躍中。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
6
商工ギルドに属さぬ秘密の商売を始める中、既得権益を持つ権力者達から大スターであるセリカとのお見合い話が持ち込まれる今巻。―――願いと誇り、二つの道の分岐点で取るべきものとは。セリカとの将来が約束された未来、仲間達との泥臭くも絆がある日々。二つの狭間に立たされたウィラードが悩みながら戦いに身を投じる今巻。新たな権益を掴んだ事で始まる戦い、綺麗事は水泡に帰す。当たり前の事実の中、一つの道を選ぶ巻であり、世界を越えて新しい明日が始まる、転機と飛躍の巻である。彼等の次なる戦いとは。 次巻も早く読みたいものである。2019/05/06
しめおん
0
うっかり商売に成功したら破格の縁談が舞い込んできてなんやかんやあって旅をする話。前回までは結構戦闘メインみたいなところがあったから、こうガッツリと世界を旅するっていう展開は新鮮で面白かった。こういう作品ってあまり言語の壁みたいなのってないことが多いけど、描写がそこまでガッツリないとはいえ、それらしきものがあったのはポイント高い。次回さらに話のスケールが大きくなりそうでめっちゃ楽しみなんだが。てかこんなに面白いんだからもっと知名度が上がってもいいはずなのにどうして知られていないのか不思議で仕方ない・・・2022/12/06
MasakariR
0
ウィラードばくはつしろw2021/05/18