内容説明
父の再婚で家に居場所をなくし、大学進学を機に京都へやってきた文香。ある日、神社で1冊の御朱印帳を拾った文香は、神だと名乗る男につきまとわれ…。「私の気持ちを届けてほしい」それは、神様の想いを綴った“手紙”だという。古事記マニアの飛鳥井先輩とともに届けに行く文香だったが、クセの強い神様相手は一筋縄ではいかなくて!? 人が手紙に気持ちを託すように、神様にも伝えたい想いがある。口下手な神様に代わって、大切な想い、届けます!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はな
28
初めましての作家さん。御朱印巡りは好きなので、神様の御朱印はどんなものかなと思いました。神様の想いを御朱印が文と言う形。家族とギクシャクして思うようになれない主人公が神様のメッセンジャーになる事で、家族と向き合う気持ちになれてよかった。古事記や日本書紀の中にある神様の想いに少し触れることができたのも嬉しい。2020/05/05
TITO
10
神様のお手紙を御朱印帳として届ける話。古事記の神話と、京都の神社が舞台で親しみがもてました。古事記って読んでも忘れちゃうんだけど、今回はちょっと頭に残りそうです。2021/11/09
みゆき
6
ああおもしろかった。京都に行きたくなる。そして神様も大好きです。神様、本当にみんな個性ありすぎる。続きが読みたいな~。ヤマトタケルの話かいてないって言ってたもんな~。河合神社や、伏見稲荷はまだ行くことができていないので行きたいな。2019/08/13
ひまわり
4
古事記が読みたくなりました。御朱印,久し振りに集めてみようかなぁ。2020/03/30
あずとも
4
あるきっかけで神様の思いを綴った手紙を届ける事になった主人公。癖のある有名な神様達が兄弟喧嘩だったりうじうじ悩んだり人間みたいで神話も盛り込まれていて面白かった。2019/08/04