内容説明
新化石の発見に熱狂し、新たな恐竜史を遠望する。気鋭の若手恐竜学者による「サイエンスライティングの傑作(ワシントン・ポスト)」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
41
えっ負け犬?あんなに大きいのに?そもそも犬じゃないし!と邦題に異論ありの読者も多数いそうだ。ちなみに原題はフツーに「The rise and fall of the dinosaurs」と恐竜たちの栄枯盛衰。しかし一時期恐竜がワニに負けていたのは本当の話らしい。その頃恐竜たちはあれほど大型化していなかった。まあ、大型化すればしたでコスパは悪いのだが。 誰も姿を見たことがない(『ジュラシック・パーク』などの映画は除外)恐竜たちになぜ私たちは夢中になれるのか。著者近影の嬉しそうなこと。2019/11/08
ホークス
36
2019年刊。新説を踏まえた恐竜の盛衰。余談が多いけど面白い。以下自分用メモ。⚫︎恐竜の巨大化は気嚢のお陰(現生の恐竜である鳥も持っている)。我々の肺と違う利点は①吐く時も酸素を取り込める②骨内に空洞ができて軽くなる③表面積が増えて熱排出が増す⚫︎中世代初めの覇者は強大な偽鰐類(ワニの祖先を含む仲間)。恐竜は長い下積みの後、三畳紀末の大絶滅事件を機に発展。覇者交代の理由は不明。⚫︎覇者交代後ほどなく登場したティラノサウルスの仲間は人間サイズだったが大型種を次々と生み(最強種がTレックス)、絶頂のまま滅んだ2026/01/13
フク
22
〈一見貧弱に見えるT・レックスの前肢は、実のところ強力な肩の伸筋とひじの屈筋を備えていたことが分かった。まさに、逃げ出そうとする獲物をがっちりとつかみ胸元近くにとどめておくための筋肉だ〉いよいよ肉食動物として完成された感があるT・レックスの成体と、俊敏な幼体によるコンビネーションハントは夢でも見たくない。2019/09/29
evifrei
18
恐竜の祖先の誕生から、絶滅に至るまでを発掘調査を通じて描き出す。研究者の人的挿話も多数。大人になるにつれて自分の周りから恐竜ファンは減っていったが、現在の恐竜の研究や発掘は進み、毎週50種類以上の新種が発見されている様だ。また、対岸のトリケラトプスの視点から語られるT・レックスの狩りの緊迫感や、小惑星の衝突による災厄からもたらされた恐竜たちの最期の日の描写は正に圧巻だ。絶滅の瞬間の彼らの恐怖は想像するだけでも胸が締め付けられる。恐竜ファンとしては悲しい場面だが、他の恐竜ファンに読んで欲しい内容でもある。2020/02/10
yamataka320i
14
★★★★☆ 恐竜の誕生、繁栄から絶滅に至るまでの道のりを、自身や他の科学者の発掘・研究の成果を交えながら執筆された作品。はじめは大型の他の動物の陰に隠れてこそこそと暮らす存在だった恐竜の祖先が次第に頭角を現し、地上の覇者となっていくさまが分かりやすく描かれている。巨大隕石の落下による王者の絶滅の瞬間は特に臨場感たっぷりに描かれており、まるで筆者がその場に居合わせていたかのようだ。太古のロマンを味わえる良作。2020/01/18
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