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内容説明
時代は昭和。敗戦で日本の権力構造がリセットされた時。一人のヤクザが生まれ変わった――。日本統治に乗り込んだマッカーサーから支配の方法を学ぶことで、人心をあつめ、金力をつけのしあがっていく。人は権力をどのように手にしていくのか。マックス・ウェーバーが複数の論文で明らかにした理論を完全まんが化! 権力支配の構造がわかりやすく学べます!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のんぴ
18
支配はされたくもないし、したくもないけど、それでは社会の秩序が保たれないのでしょうね。契約に基づく合法的支配はやむを得ないが、あくまで対等。給料をもらっているとしても、労働という対価を払っているのだから。伝統的支配…最悪、消えてほしい。カリスマ的支配…なんか新興宗教の匂い。とりあえず自分の身辺に支配の構造がさほど感じられなかったことは良かった。#NetGalleyJP2019/08/28
tori
11
講談社のまんが学術文庫。支配の構造、理論はなんとなくわかりましたが、権力をどのように手にしていくのかという過程の詳細は不明瞭でした。私があほだからかもしれません。 戦後の日本について、日本史で学んだ政策の概要・意味がよくわかったことが一番の勉強になりました。 学べば学ぶほど人間はよくわからないと感じました。2020/06/19
武井 康則
11
たぶん、マックス・ウェーバーの「経済と社会」を具体的に体現した時代を考えたら戦後のヤクザと政治の世界がそうだったのだろう。マッカーサーの日本上陸から去るまで、頂上のマッカーサー、やがて日本の影の部分の頂上に立つ男の権力論。日本の官僚制などうまく表現している。2019/09/04
アイオー安楽
6
マックスウェーバーの思想の一端を、戦後直後の日本を舞台にして、分かりやすく理解のできるようにした作品。 作中、「事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである」という言葉が出てくる。 調べてみると、かつて魅了だれたニーチェの言葉だった。マックスウェーバーもニーチェもドイツ人。ここも繋がってくるのかとワクワクが止まらない2021/06/27
かおり
4
この本、面白い。事実なんて存在しない、あるのは解釈のみ。なるほど。確かに自分の価値観を正当化するために無意識に自分の都合のいいように解釈してしまってるなと思った。2020/01/20